【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は17日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から18人増えて8,755人になったと発表した。

新規感染者のうち10人が海外で感染した帰国者(7人がマレーシア人、3人が外国人)で、残り8人は国内感染者(6人がマレーシア人、2人が外国人)だった。また新たに3人が治癒し回復者数は8,541人に増加した。死者数は7日連続でゼロだった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官によると、サラワク州マンボンにある会社でクラスタが発生している。1人目の感染者は12日に症状が出始め、14日に感染を確認した。保健省はこれまでに接触者70人の検査を実施した。2人が陽性で、68人が確認中となっている。

累計検査数についてノール事務次官は16日、危機準備対応センター(CPRC)のデータに基くと同日時点で157万7,417件(再検査を含む)に上り、人口1,000人当たり27.14人の検査を実施したと明らかにした。

これについてアンワル・イブラヒム人民正義党(PKR)党首は、「同検査率は韓国と同等である」とし、「今後も保健当局はターゲットを絞った検査に焦点を当てるだろう」と述べた。ベトナムの検査件数は人口1,000人当たり2.7人。日本は4.1人で、他国は▽韓国(26.29人)▽シンガポール(79.83人)▽ニュージーランド(87.54人)▽オーストラリア(114.15人)ーーとなっている。