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代表ブログ 08.05

新型コロナウイルスによるMCO、CMCO、RMCOの期間中、ウエビナー、ウエブ面談や直接訪問などを通して様々な日系企業のトップの方々とお話させて頂き、今回の影響を伺った。まず製造業では、ほぼ2種類の状況に分かれた。

一番多かったのが、MCO期間中は操業できなかったり半分以下で操業していたため極端な生産減だったが、フル操業再開後はMCO期間中の反動が来て、現在約3割~4割増での生産を行なっている。このままで行くと通年で平年並みか平年をちょっと下回るくらいだ。だから、昇給もボーナスも平年並みで出す予定という方々。

もう一方は、この期間を経て製品自体の需要減が続き、生産量を落としている。そのために余剰人員が出て、VSS(自主退職制度)を行なった、またはこれから下半期にかけて行う予定だ。だから、昇給もボーナスも見送る、またはスズメの涙程度という方々。それぞれの業界によって異なっている。非製造業(サービスセクター)は厳しい分野が多い。

最も大変なのが旅行業。「3月から売上ゼロが続いています…(涙)」、弊社の関連会社だ。日本からのお客様を専門に扱うマレーシアインバウンドなので、外国人の入国を制限している現在のマレーシアでは開店休業状態だ。同業他社さんも皆同じような状況だ。いつになったらビジネスが戻るかを予想でない状況なので対策自体立て辛い。有給休暇の消化を促す、無給休暇の提案、VSS、整理解雇、廃業…。

飲食業は明暗が分かれている。長期休業に入っているハイエンド系の日本食レストランもあれば、7月後半以降ビジネスが100%戻ったという居酒屋さんもある。各業界、各社の状況によって影響は様々だ。一概にマレーシアの日系企業はこのような状態になっていると断言できないのが難しい。

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