【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は10日、ラグジュアリー・ブティックホテル「キンプトン・ホテルズ&レストランズ」がマレーシアに初上陸すると発表した。開業は2023年を予定している。
ホテルの建設地は、クアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に建設中の複合開発「ザ・エクスチェンジTRX」内。部屋数は471室で、屋上バー、レストラン、カフェの3つの飲食店を展開し、屋外プールやジム、会議スペースやイベントスペースも設ける。
IHGは同日、「キンプトンKL」の開業に際して、LQリテールと経営協定を締結したと明らかにした。LQリテールは、豪州の証券取引所に上場している国際的な不動産およびインフラストラクチャグループのレンドリースと、TRXのマスター開発者であるTRXシティの合弁企業(JV)。
IHGのラジット・スクマラン社長(東南アジアおよび韓国担当)は声明の中で、新型コロナウイルス「Covid-19」の大流行による移動制限や国境閉鎖により困難な状況下にあるが、旅行ビジネスはすぐに回復すると信じていると言明。運営に関してゲストやスタッフの安全確保に焦点を当てていると述べた。
「キンプトン・ホテルズ&レストランズ」は、米国、カナダ、ヨーロッパ、カリブ海、中国などの都市部やリゾート地に70件以上のホテルと85件以上のレストラン、バー、ラウンジを展開している。