【クアラルンプール】 ホームセンターを経営するミスターDIYグループ(M)は24日、新規株式公開(IPO)を開始した。マレーシア証券取引所1部に上場する。
売り出し株を含め9億7,449株を発行し、推定5億米ドル(21億リンギ)の資金を調達する。売り出し株(約3億株)は内外の機関投資家向け。新株式のうち一般公募分は1億2,553万株。
行動制限令(MCO)の施行で売り上げは急減したが、解除後は急回復しており、アドリアン・オン最高経営責任者(CEO)は声明で「店舗網を拡大する。資本市場から資金を得ることで成長戦略に弾みがつく」と語った。
同社はミスターDIYブランドの店舗を国内で640店、ブルネイで4店経営している。ほかに、おもちゃのミスター・トイと、食品・飲料・家庭雑貨を2リンギか5リンギの均一価格で売るミスター・ダラーをチェーン展開している。
CIMB、メイバンク、RHB、クレディ・スイス、JPモルガン、UBSなど内外の投資銀行が幹事を務める。
(エッジ、ベルナマ通信、9月24日)