【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア自動車・ロボット工学・IoT研究所(MARii)とセンジーニクスは共同記者会見で、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)に対し免疫があるかを調べることのできる検査キットを発表した。近く商業化する。
MARiiのマダニ最高責任者によると、保健省傘下の医療研究所から有効性の認定を受けており、週内にも医療機器庁から承認を得られる見通しだという。
商品名はイミュSAFE・COVIDプラスバイオチップで、人の血清中に含まれる抗ウイルス抗体を極めて高い精度で検出する。結果が分かるまでの時間は24時間。
MARiiは人の行動範囲や感染者との接触を追跡するアプリを開発しており、センジーニクスの検査キットと組み合わせることで,人の動きに関するデータを活用した感染抑制が可能になるという。
マレーシアン・リザーブによると、マダニ氏は「国民の健康と経済維持のバランスが大事だ。免疫を持つ人は隔離が不要で、職場に行くことができ、経済回復に貢献する」と述べた。