【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から2,188人増加し、2日連続で過去最多を更新したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,353人で、累計感染者数は5万8,847人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,623人となり、前日(1,203人)より増加した。それに▽サバ州(232人)▽ペラ州(112人)▽クアラルンプール(KL、90人)▽ネグリ・センビラン州(73人)▽ジョホール州(19人)▽ペナン州(15人)▽ケダ州(14人)▽クランタン州(6人)▽マラッカ州(2人)▽ラブアン(1人)▽サラワク州(1人)ーーが続いた。プトラジャヤ、トレンガヌ州、パハン州は、ペルリス州はゼロだった。新たに1,673人が退院し、累計治癒者は4万4,153人となった。死者数は4人増えて累計341人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は23日、レッドゾーンからのグリーンゾーンへの感染を防ぐために、RTK抗原検査の実施などの基準や行動計画の策定することを検討していると表明。サラワク州ではレッドゾーンから外に出ないための取り組みを行なっているとして、帰省を控えるように国民に求めた。一方で新たに半島部で4つのクラスターを確認したと発表した。

KLのレンバ・パンタイにおける「ビンタン」クラスターでは95人、ティティワングサとケポン、セランゴール州ペタリンにおける「インダ・マス」クラスターでは10人、ペラ州キンタとカンパルにおける「テジャ」クラスターでは41人、ジョホール州ジョホールバルにおける「コベナ」クラスターでは13人にそれぞれ陽性反応が出た。