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感染拡大のトップグローブ、他工場での生産を増強

【クアラルンプール】 ゴム手袋世界最大手、トップ・グローブは、セランゴール州クランにある工場28カ所が新型コロナウイルス「Covid-19」感染クラスター発生のために閉鎖されたことを受け、他の工場での生産を増強している模様だ。

トップ・グローブよりブリーフィングを受けたAMインベストメント・リサーチによると、これまでに従業員5,767人に対して感染検査が実施され、2,534人で陽性反応が確認された。陽性反応が出た従業員は現在、入院しており、陰性だった従業員は隔離されている。

閉鎖された28カ所のうち20カ所がゴム手袋工場で、生産能力の合計は年間約450億枚に上る。クランに所有するゴム手袋工場は全部で36カ所あるため残りは稼動可能な状態だが、人手不足のために稼働率は全体の10%程度に落ち込んでいる。

金銭面での損失に関してトップ・グローブは明らかにしていないが、AMインベストメント・リサーチは、工場20カ所が2週間閉鎖された場合の損失がグループ全体の2%程度にとどまるとみている。

(ザ・スター電子版、11月24日)

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