「来年末までにすべての客が4Gに移行」、通信のYTLコム

【クアラルンプール】 第4世代(4G)無線通信の有力企業YTLコミュニケーションズは、すべての加入者が来年末までに4Gに移行することに自信を示した
YTLコミュニケーションズの4Gカバーエリアは国土の90.1%で、ヨー・ショクホン代表は新プランの発表会見で、地方での接続性の高さを強調した。
政府は、2Gおよび3Gサービスを来年末で打ち切る方針を示しているが、ヨー氏によると、2Gおよび3Gの運用をやめる時期に来ていると、かねてから政府に働きかけてきたという。
新プランは月15リンギで10ギガバイトまで利用できるプリペイド(前払い)プランと、月49リンギで100ギガまで利用できるポストペイド(後払い)プランの2つで、現在の経済状態を考慮し、ポストペイドプランの加入者には最初の6カ月間を無料にする。プリペイドプランは所得が少ない人でも利用できるよう、手頃な料金設定にしたという。
(マレーシアン・リザーブ、12月16日)

 

「ペナンフェリーは現行のまま維持」ザフルル財務相

【クアラルンプール】 ペナンのシンボルとなっている島部と半島側を結ぶペナン・フェリーについて、テンク・ザフルル財務相は17日の下院質疑で「これまで通り維持する。それが事業をペナン・ポート(PPSB)が引き継ぐ際の条件となる」と言明した。
フェリー運行業務は、公共輸送機関を管轄する国営企業プラサラナ・マレーシアから来年1月1日付けでPPSBが再び引き継ぐことになっているが、PPSBは現在の老朽化したフェリーを廃して旅客輸送のみの水上バスと二輪車も載せられるローロー船に置き換える方針が伝えられ、地元から反発の声が上がっていた。
ザフルル財務相は、前希望同盟(PH)政権時に承認されたPPSBに対する3,000万リンギの公的資金が満額注入されると保証。半分の1,500万リンギについてはすでに来年度予算案に盛り込まれていると述べた。
ペナン・フェリーは126年の歴史を持つが、フェリーの老朽化が深刻。これまでも度々故障していたが今年8月には運用中の4隻すべてが故障し全面運休となっていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、フリー・マレーシア・トゥデー、12月17日)

オンライン食品商談会の記録 

日本の食品業者とマレーシアの食品バイヤーを繋ぐオンライン商談会が12月7日から16日まで、JETRO主催で行われました。弊社ではオンラインでの商談会の共催は初めての試みとなり、司会進行と通訳を担当しました。

マレーシア人の通訳スタッフを事務所に迎えて気づいたことは、彼らがカラフルな服を着ていることです。日本人は特にオフィスではモノトーンやカーキなど地味な色を着る傾向がありますが、出社したマレーシア人は赤、青、黄色の鮮やかな色を着ていました。

服だけでなく、スーパーマーケットなどの商品を見ていてもパッケージのカラフルさに日本との違いを感じることがあります。マレーシア人の心をつかむ商品のパッケージには 、カラフルさも必要かもしれません。

また、オンラインミーティングに出席するバイヤーの対応にも日本の企業との差を感じました。日本の企業はオフィスからの対応が多いことに対し、マレーシアのバイヤーの中にはコロナ感染拡大で在宅勤務が多くなっていることから、家から出席したり、スマートフォンで外出先から対応するパターンもありました。

弊社ではコロナ禍でもオンラインで、日本企業に向けたマレーシアの食品市場調査・営業代行の対応を行っております。

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コッサンラバーでも427人感染、1工場が閉鎖に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ゴム手袋製造大手、コッサン・ラバー・インダストリーズは、工場従業員7,004人のうち427人から新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者が出たことを明らかにした。
国家安全委員会(NSC)の指示に従い、12月4日から10日まで全従業員に対するスクリーニングを実施した際に感染が発覚した。6カ所ある同社工場のうち5カ所からは感染者はなく、感染者が出た1カ所だけが現在閉鎖されており、感染した従業員は医療施設で治療を受けその他の従業員は隔離されている。閉鎖された工場は12月21日より段階的に操業を再開する予定。
リム・クアンシア社長兼最高経営責任者(CEO)は、影響を受けているのは生産量全体の25%だが、閉鎖期間が2週間のみであるため収益への影響は2%程度となる見込みだと明らかにした。
新型コロナ第三波では従業員の集団感染のために閉鎖に追い込まれる企業が続出しており、業界最大手のトップ・グローブはセランゴール州クランで28工場が一時閉鎖に追い込まれた。
ジョホール州ではプレキャストコンクリート製造のOKAコーポレーションが、従業員の感染発覚で21日までセナイ工場が閉鎖されている。年間生産量への影響は0.7%未満だという。

新型コロナの新規感染者数は1220人、セランゴールで368人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は17日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,220人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,671人で、累計感染者数は8万9,133人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く368人だった。それに▽クアラルンプール(KL、297人)▽サバ州(184人)▽マラッカ州(98人)▽ペナン島(80人)▽ジョホール州(67人)▽ペラ州(41人)▽ネグリ・センビラン州(33人) ▽ラブアン(16人)▽クランタン州(10人)▽ケダ州(9人)▽サラワク州(9人)▽パハン州(4人)▽プトラジャヤ(2人)▽トレンガヌ州(2人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。1,297人が退院し、累計治癒者は7万4,030人となった。死者数は3人増えて、累計で432人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は16日、新たに8つのクラスターを確認したと明らかにした。
セランゴール州の「プンチャク・ガラクシ」クラスターで56人、サバ州の「ブキ・プナイ」クラスターでは7人に陽性反応が出た。KLの建設現場である「ペルマイ」、「マタハリ」、「ラウト」クラスターではそれぞれ48人、15人、8人の感染を確認。ジョホール州の「チャハヤ・マースリ」クラスターでは32人、ペラ州の「セリ・タシク」クラスターでは7人、パハン州の「インテン」クラスターでは9人に陽性反応が出た。