【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(国防相)は1日、復興のための行動制限令(RMCO)を3月31日まで延長すると発表した。

新型コロナウイルス(Covid-19)の新規感染者数が引き続き高い水準を維持していることを受けた保健省の勧告に基づき、2020年12月末となっていた期限の3カ月延長を決定した。条件付き行動制限令(CMCO)及び強化行動制限令(EMCO)に指定されている地域は除外となる。また、1月2日付けでジョホール州の一部に出されていたEMCOについても1月15日まで延長する。

国家安全委員会(NSC)は同日、最新版の標準運用手順(SOP)を発表。マスク着用に関する条項が強化されRMCO、CMCO指定地域共に混雑した公共の場でのマスクの着用義務を明確化した。

■セランゴールやKLのCMCOを延長■

サブリ上級相は12月28日、セランゴール州、クアラルンプール(KL)、サバ州で発令されている条件付き行動制限令(CMCO)を1月14日まで延長すると発表した。これらの地域では12月31日で指定解除となる予定だったが、新規感染者が減らないことから延長に踏み切った。