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マレーシアでもコロナ変異種、感染力などを精査中

【クアラルンプール】 保健省は12月23日、サバ州で新型コロナウイルス「Covid-19」の新たな変異種「A701B」を確認したことを明らかにした。
保健省のノール・ヒシャム事務次官は、感染力など人への影響を精査していると説明。南アフリカや豪州、オランダで見つかっている変異株に似ているとした。
医療教育機関のオセル・グループの主任臨床科学者であるクリス・シー氏は、現時点では感染力が通常のウイルスより高いかは不明であるが、コロナウイルスは絶え間なく変異していると指摘。ワクチンの有効性に関する十分な研究は行われていない上、情報がないとして、ウイルスの変異に応じてワクチンを変更する必要は出てくるとの関係を指摘した。
パンタイ・ホスピタルの内科医であるヘルミー・ハジャ・マイディン氏は、感染力は高いかもしれないが、悪性は低いと言明。新たに変異種がマレーシアに到着する可能性は高く、感染者が増えることで医療崩壊の恐れがあるとした。ワクチンは開発中であるとして、国民一人一人がコロナ対策をすることが必要だとし、「3C(混雑した場所、狭い空間、密な会話)」を避け、「3W(手洗い、公共の場所あるいは症状がある場合のマスク着用、以下のことを自分や他人に警告する)」を徹底すべきとの見解を示した。

 

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