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父親の遺体を勝手に持ち帰った兄弟を逮捕、感染検査を拒否

【ラハド・ダトゥ=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウィルス「Covid-19」感染拡大防止のため行動制限令(MCO)が発令されているサバ州で先日、病院で死亡した父親の遺体を勝手に家に持ち帰ったとして4人の兄弟が逮捕される事件があった。
死亡したのは脳卒中と心筋梗塞の既往歴がある58歳の男性で、20日午後8時半ごろ、意識不明の状態でラハド・ダトゥ病院に搬送された。新型コロナ感染が疑われるため病棟の外に設置された検査対象者(PUI)ゾーンに入れられ、心肺蘇生装置(CPR)による治療を受けたが30分ほどで死亡した。
病院側は標準的運用手順(SOP)に基づき感染スワブテストを行い、結果が出るまで遺体安置所から出せないと遺族に伝えたが、遺族はこれを拒絶。男性の子供4人が遺体を強引に持ち帰ったという。
病院から通報を受けた警察は、男性宅の居間に遺体が安置されているのを発見し、兄弟4人を逮捕した。

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