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MCO2.0下の日本一時帰国→マレーシア再入国レポート 

 年末から一時帰国していたが、1月17日にシンガポール経由でマレーシアに戻ってきた。帰国中に新型コロナウィルス「Covid-19」感染者が大幅に増加し、行動制限令(MCO)が再び発令されていたこともあって不安はあったが、何事もなく無事に入国できた。

目次

再入国にあたって用意したもの

 17日朝にシンガポール・チャンギ国際空港でトランジット。チャンギ空港ではトランジット客とシンガポール到着客を分けて降機させるなどシステムが行き届いていた。トランジット組は腕にタグをつけられ一列になって社会的距離を保ってトランジットエリアに案内された。このエリアに入る際には乗り継ぎ便の搭乗券の提示を求められる。シンガポールから乗機する旅客とは接触しないように配慮したものだ。搭乗時間がきたら係員がアナウンスするので聞き逃さないように。係員の案内で一列になって搭乗する。

 クアラルンプール新国際空港(KLIA)に到着すると、シンガポールとはうって変わって何の案内もない。通常と同じように機外に出るとようやく係員が出迎えており、誘導に従って検査所に向かう。

MySejatera登録

まずはコロナ情報追跡アプリ、MySejateraのインストール確認と、KLIAに着いたということを示すチェックインが求められる。そして職員から提示されたQRコードを読み込んで保健省の「Home Surveilance Order」にアクセス。氏名、パスポート番号、住所、緊急連絡先などの個人情報を入力して登録する。

もしマレーシアのデータSIMカードを持っていない場合は、このチェックを行う直前に販売所があるので購入できる。

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書類審査と感染検査、支払い

 書類審査では、再入国許可証や同意書、大使館のの提示が求められる。続いてスワブテスト受診。検査結果を待つ間に、支払いデスクに回って支払いを行う。クレジットカードも使用可。出発前の感染検査を受けておらずホテルに関する特別リクエストがないスタンダードの場合は、隔離費用と検査費用もろもろで4,350リンギだった。

 続いてイミグレに向かうが、通常のゲートでなく事務所に行くようにいわれる。審査はいつもより厳重に行われる。ここで入国スタンプを押され、指紋採取も行われる。

隔離施設までの移動とチェックイン

 待合エリアに行き、移動準備ができ名前が呼ばれるのを待つ。追加料金を払っていないスタンダードは数人がまとめて呼ばれ、誘導に従って自分の預け荷物をピックアップし、税関を通過。外で待っている専用バスに乗って隔離先のホテルに移動する。荷物はバスに載せる際に消毒が行なわれる。

 ホテルに着くと、ロビーに入らず、外に設置されている特設カウンターでチェックイン手続きを行う。

ホテル内でのルール(食事配達時間、ゴミ出し時間と手順、リネン交換サービス、室外に出ることなど禁止事項)が説明されるので聞き逃さないように。

 他の客との接触を防ぐため、荷物の搬入口から建物に入り、従業員用のエレベーターで客室に向かう。

隔離先(ホテル)での生活

 隔離期間中、隔離終了直前の抗原検査を除き、一切部屋を出ることはできない。外部の者とは一切接触できない。物の受け渡しも許されない。

 唯一、認可を受けている数件のファストフードのデリバリーサービスだけは受けられるが、配達時間が限定されるので注意。

 1日3度の食事やゴミ袋、ゴミ出し、その他の書類やメッセージ、デリバリーフードの受け渡しはすべて部屋の前に置かれたテーブルを介して行なう。

隔離期間中に使う必需品は日数分、部屋にまとめて準備されている。用意されていたのは次の通り。

・プラスチックのスプーンとフォーク

・ボトル入り飲料水

・インスタントコーヒーとティーバック、シュガー、粉ミルク

・シャンプーと歯磨きセット

ゴミ袋は写真上のように毎日置かれ、ゴミは決まった時間に出すことになっている。

タオルやバスタオルは2〜3日おきにリクエストベースで交換してもらえることになっていた。

 私が宿泊したホテルでは、チェックイン時に有料で食事のグレードアップができるようになっていた。アレルギーなどある人はある程度対応してもらえるようだ。

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 食事は量は十分だが、ほぼママック(ムスリム・インド料理)かマレー料理で、忘れた頃に中華(酢鶏など)が出る程度。すべてハラルとなっている。味付けはかなりスパイシーなので、辛いものが苦手な人は厳しいかも。写真下はある日の夕食で出たニョニャ風の鶏のココナッツミルク煮込みと野菜炒め、野菜カレー(パパイヤ付き)。

醤油、ふりかけなどがあると味に変化がつけられるのでおすすめ。

 部屋には湯沸器がおかれているので、カップ麺やフリーズドライフードを持参して食べるのもよいだろう。

 コーヒー&紅茶は宿泊日数分置かれているが、何杯も飲みたい人や味に拘る人、緑茶がいい人などはそれぞれ持参すべき。冷蔵庫はあるが、ビールや清涼飲料水は入っていない。アルコールが欲しい人は持ち込むしかない。

 隔離期間については日本とは数え方が異なるので注意。日本では到着の翌日からカウントするが、マレーシアでは到着日もカウントする。出発直前のスワブ検査を受けていない場合は10日間の隔離となり、隔離8日目に抗原検査が行われ、陰性であれば10日目の朝に解放される。出発直前にスワブ検査を受けて陰性証明を持っている場合は7日間の隔離となり、5日目に抗原検査が行われ、7日目に解放される。

 隔離終了2日前の抗原検査は、時間になったら係員に呼び出されるので、ホテル内の検査場に向かう。外国人は検査料がかかるのだが、空港ですでに支払った人はそのレシートを提示する。検体はノドから採取する。検査時にタグを腕に装着される。外したら違反なので注意して取り扱うべし。

 隔離終了前抗原検査で陰性だった場合は、2日後に隔離終了となる。係員が呼びに来るので、荷物を持ってチェックアウトする。必要書類をすべてチェックし、腕のタグが外されると隔離が終了する。隔離が終了したことを示す証明書が貰える。

 行動制限令(MCO)中なので、自宅や別の宿泊先に移動が心配だが、係員から数日間有効の警察の移動許可証が貰えた。(写真下)万が一、検問で止められた場合に提示する。

以上。

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