【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は1日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から4,214人増加したと発表した。4日ぶりに4千人台に減少した。アクティブ感染者数は4万8,074人で、累計感染者数は21万9,173人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く1,362人だった。それに▽ジョホール州(1,068人)▽クアラルンプール(KL、702人)▽サバ州(276人)▽ペラ州(193人)▽ペナン州(119人)▽サラワク州(105人)▽ネグリ・センビラン州(91人)▽マラッカ州(85人)▽クランタン州(57人)▽パハン州(54人)▽ケダ州(47人)▽トレンガヌ州(38人)▽プトラジャヤ(10人)▽ラブアン(7人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに4,280人が退院し、累計治癒者は17万329人となった。死者数は10人増えて、累計で770人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は、1月30日の新規感染者数が5,728人、31日が5,298人となったと発表。感染者が減らないため標準的運用手順(SOP)と罰則を厳格化するとし、感染症予防と管理法の改正案を司法長官会議(AGC)に提出したと明らかにした。
31日には新たに10カ所のクラスターを確認した。7カ所が工場など職場に関連するクラスターで、2カ所はリスクの高い場所で起きたクラスター、2カ所が集会などのコミュニティで発生したクラスターだった。
ジョホールでは4カ所のクラスターを確認。セランゴール州とペラ州ではそれぞれ2カ所、マラッカ州とKLでそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。これまでに確認されたクラスター数は817カ所。新たに5カ所のクラスターが収束し、現在継続中のクラスターは392カ所となった。