【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 セランゴール州やクアラルンプール(KL)、パハン州で2日、ヘイズ(煙害)が悪化、大気汚染指数(API)が100を超え「不健康」レベルになった。
2日午後4時時点のAPIは、セランゴール州のジョハン・セティアで188となり、最も高かった。その他▽セランゴール州バンティンで167▽ペタリンジャヤで133▽パハン州ロンピンで133▽セランゴール州クランで107▽シャアラムで104▽KL市チェラスで111ーーとなった。その後全てのエリアでAPIが100を下回り「中程度」まで回復した。
トゥアン・イブラヒム環境水資源相によると、高温で乾燥した気候の中で行われた野焼や、森林火災が起きたことでヘイズが悪化した。2月5日よりジョハン・セティアでは5カ所の農業地区で野焼きが行われていたが、2月24日以降、クアラ・ランガット・セラタン森林保護区において森林と泥炭地で火災が発生したことでさらにヘイズは悪化し、およそ34ヘクタールが延焼したという。