【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は19日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,576人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,360人で、累計感染者数は33万42人となった。

州・地域別の感染者数はサラワク州が最も多く407人だった。それに▽セランゴール州(348人)▽ペナン州(182人)▽クアラルンプール(KL、175人)▽ジョホール州(137人)▽ペラ州(100人)▽マラッカ州(54人)▽クランタン州(52人) ▽ネグリ・センビラン州(41人)▽サバ州(33人)▽ケダ州(25人)▽パハン州(13人)▽トレンガヌ州(6人)▽ラブアン(2人)▽プトラジャヤ(1人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに1,996人が回復し、累計治癒者は31万4,457人となった。死者数は2人増えて、累計で1,225人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は18日、米ファイザー-バイオNテック製ワクチンの接種を3月12日に受けたケダ州の女性看護師が死亡したことについて、調査の結果、死因はワクチンの副反応ではないことがわかったと説明。副反応は軽微なものであり死因とワクチンの関連性はないと明らかにした。一方でクラスターについては、新たに9カ所を確認したと述べた。

5カ所が工場や教育センター、建設現場、スーパーマーケットなどの職場に関連するクラスター、3カ所がコミュニティ、残りは拘留所で起きたクラスターだった。

セランゴール州とサラワク州、サバ州で2カ所、ジョホール州、ペラ州、ケダ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。