【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシアとシンガポールの両国は23日、両国間の移動を容易にするため、将来的な新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種証明書の相互承認に向けて協力することで合意した。
マレーシアのヒシャムディン・フセイン外相とマレーシアを訪問したシンガポールのヴィヴィアン・バラクリシュナン外相が、会談後に共同声明を発表した。両国間のワクチン証明書の相互承認の運用上の詳細は、要件、保健プロトコル、両国の出入国に関連する申請プロセスを含めさらに審議された上で最終決定されるという。
両国はまた、相互グリーンレーン(RGL)及び定期通勤申し合わせ(PCA)に加えて、その他の旅行カテゴリーの往来再開に向けて取り組むことで合意した。
なお今年2月1日から3カ月の期間限定で中断されているRGLの取り決めについては、バラクリシュナン外相は5月以降再開する可能性があると言明。シンガポールで働いている間に国境封鎖で帰国できなくなったマレーシア人労働者については、4月から近親の不幸があった場合の一時帰国を認める方針を示した