ドン・キホーテの海外店舗「Don Don Donki」オープン 店内レポート

マレーシアにディスカウント店「ドン・キホーテ」の海外店舗「Don Don Donki」がクアラルンプールの商業施設「Lot10」内に3月19日にオープンしました。本記事では3月22日に店内を取材した様子をお伝えいたします。

「Don Don Donki」はLot10内のGrand Floor、1st Floor、2nd Floorの3フロアに展開されていますが、取材時点でGrand Floor部分は出口専用になっており、入場のためには一旦2nd Floorまで行き、整理券を受け取って列に並ぶ必要がありました。約40分並び、店内に入ることができました。

2nd Floor部分は化粧品・雑貨・菓子売り場、1st Floorが食品売り場、Grand Floorが食品売り場とレジとなっています。

店内の通路は余裕があり、人とすれ違う際もぶつかることはありませんでした。時に家族連れで買い物を楽しむ人たちが夢中になって通路がふさがってしまうことも。時には客同士が通過できるまで待っているシーンもありました。

菓子コーナーは充実しており、キットカットだけでも紅芋、菊正宗、ほうじ茶、もみじまんじゅうなど様々なバラエティの味が並んでいました。

食料品売り場には、野菜、肉、刺身、寿司、惣菜、弁当が売られており、ハラルの和牛コーナーも売り場が充実していました。

惣菜として売られているサーモンの寿司や刺身などは、2階で実際に調理されており、外側から寿司を握ったり加工している様子を見ることもできます。

食料品売り場ではかご3つにいっぱいに食品をつめて買い物をする客の姿も見られました。

水産加工品には他に干物、冷凍もの、サバの切り身などもありました。

その他、ケーキなどのスイーツ、焼き芋の販売もありました。

日本のスーパーのように、弁当やお好み焼きなどもパックで売られており、近隣のオフィスワーカーで弁当を買いに来ている人の姿もありました。

Grand Floorには日本産の果物売り場とレジとなっており、りんご、イチゴ、ミカンなど様々な産地の日本産果物を楽しむことができました。果物の隣には清涼飲料の売り場もあり、品種が充実していました。

実際に来店しているローカルマレーシア人にインタビューも行いました。以下からご覧いただけます。

「ドン・キホーテ」がクアラルンプールにオープン|ローカル客にインタビューしてみました!

華字紙「東方日報」が印刷版廃止、完全デジタル化へ

【クアラルンプール】 華字紙「東方日報」は紙版を4月16日を最後に廃止し、完全デジタル化する方針だ。来月までに少なくとも60人の削減を実施する。「マレー・メイル」が消息筋の情報として報じた。
「東方日報」は昨年、社内変革の一環として5月1日より紙版を平日のみにし、週末版の紙版発行を終了していた。この数年間はオンライン版に力を入れており、ソーシャルネットワークのフォロワー数はフェイスブックでは173万人、ツイッターでは3万2,400人、インスタグラムでは19万8,000人、テレグラムでは2万3,000人に上っている。
「東方日報」は2003年、全48ページの大判の新聞として創刊。サバ・サラワク州で発行されている1952年創刊の「詩華日報」の姉妹紙としてスタートした。サラワク州を拠点とする木材会社、KTSグループが親会社となっている。
マレーシアでも紙媒体が苦戦しており、昨年は経済紙「エッジ・フィナンシャル・デイリー」が紙版の発行を廃止している。
(マレー・メイル、3月25日)

免税たばこへの「課税」、免税店が撤廃を要請

【クアラルンプール】国内の国際空港で免税店を展開するZONデューティー・フリーは、免税たばこへの課税は、パンデミックで厳しい状態にある免税店の経営をさらに苦しくするものと批判した。ZONはアトラン・グループの子会社。
政府は今年度税制改正で、免税島、免税区で売られるすべてのたばこ製品への課税を決め、ザフルル財務相が予算案上程に際し発表した。
ZONのオン・ボクシオン取締役は「たばこ購入が目的で店に来る客は、ついでにほかの商品も購入する。免税たばこへの課税の影響はたばこにとどまらない」と語った。
免税店でたばこを購入した旅客は税関で申告し、納税しなければならない。オン氏は「外国人観光客にこうした体験をさせたいとは思わない」と述べた。
オン氏は「パンデミックが終息する前に、多くの免税店が社員削減に乗り出す。課税見直しを政府に望む」と語った。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月25日)

新型コロナの新規感染者数は1360人、セランゴールが最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,360人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,504人で、累計感染者数は33万8,168人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く356人だった。それに▽サラワク州(308人)▽ジョホール州(129人)▽ペナン州(113人)▽クアラルンプール(KL、98人)▽ペラ州(71人)▽サバ州(70人)▽クランタン州(63人)▽ネグリ・センビラン州(49人) ▽ケダ州(44人) ▽マラッカ州(32人)▽パハン州(10人)▽プトラジャヤ(8人)▽トレンガヌ州(6人)▽ラブアン(3人)ーーが続いた。ペルリス州はゼロだった。新たに1,491人が回復し、累計治癒者は32万2,416人となった。死者数は2人増えて、累計で1,248人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は24日、新たに4カ所のクラスターを確認したと述べた。うち2カ所は職場に関連するクラスターだった。
ジョホール州とネグリ・センビラン州では工場でクラスターが発生、それぞれ24人、51人陽性を確認。セランゴール州では医療センター(陽性者16人)、サラワク州ではコミュニティ(同57人)でクラスターが発生した。

ハイパーマーケットのルル、マレーシアで店舗増設へ

【クアラルンプール】 アラブ首長国連邦(UAE)系のハイパーマーケット・チェーン、ルル・グループは、マレーシアにおいて今後数年間をかけて店舗を増設する計画だ。
ユスフ・アリ会長はアブダビを訪れたムヒディン・ヤシン首相と会見した時に明らかにした。
ルルは現在、マレーシアにおいて、2カ所のハイパーマーケットを運営している。今後3年間で新たに10ー15カ所を開業する予定だ。今年はクアラルンプール(KL)やセランゴール州、ジョホール州、プトラジャヤでのオープンを計画している。
ムヒディン首相は、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大に伴う危機を乗り越えるために、ルルがマレーシア政府に協力してくれたことに対して謝意を表明。その上でマレーシア人向けの雇用機会の創出や店舗の増設などを通してマレーシア経済の成長促進への協力を要請した。
アブダビに本社を持つルルは、中東やマレーシアの他、エジプト、インドネシアなど15カ国において202店舗の店舗を運営している。
(ザ・スター電子版、3月23日)