【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種プログラム調整大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、接種プログラム第2フェーズを4月19日から開始すると発表した。
追跡・情報アプリ「MySejahtera」を通じて接種申請を行なった人に対しては、4月5日から電話もしくはテキストメッセージ(SMS)を通じて、接種日時の二週間前に案内を出す。第2フェーズでは、高齢者や高リスクグループ、障害者などが対象となっており、約940万人に上るとみられているが、現時点で登録者数は200万人程度にとどまっている。このためカイリー氏は登録を急ぐよう呼び掛ける一方、ワクチンが十分供給されているとして第3フェーズに分類された登録者に対する接種を前倒しで行なう意向を示した。現時点での総登録者数は723万5,436人で、接種目標人口の3分の1にとどまっている。
コロナ対策の最前線に立つ医療関係者らを対象にした第1フェーズはすでに対象者の90%が第1回目の接種を済ませており、向こう2週内に2回目の接種も完了する見通し。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、3月29日)