カンシノのワクチン納入でソリューションズ、保健省と契約

【クアラルンプール】ソリューション・グループのソリューション・バイオロジクスは、新型コロナウイルス予防ワクチンを保健省に納入する契約を交わした。
中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が製造しているワクチンで、350万回分を納入する。
うち50万回分は接種可能な状態での輸入。300万回分についてはバルクでの輸入で、ソリューション・バイオロジクスがマレーシア工場で充填する。
1回接種のワクチンで、農村地域など2回の接種が困難な地域の住民に接種する。ファイザー・ビオンテックやシノバックのワクチンは2回の接種が必要。
(ベルナマ通信、4月1日)

プロドゥア、第1四半期の販売台数は29%増加

【ラワン=マレーシアBIZナビ】 ダイハツ系プルサハアン・オトモビル・クドゥア(プロドゥア)は、第1四半期の販売台数が5万7,911台となり、前年同期比で29%増加したと明らかにした。
3月3日に発表したコンパクトSUV、新型「アティバ」など全てのモデルの需要の高まりに答えるために生産量を増加したことが貢献した。第1四半期の生産台数は、前年同期比23%増の6万383台となった。
3月の販売台数は2万4,433台で、前月比で47.3%増となった。「アティバ」は2月19日に予約受付を開始したが、これまでに1万4,574件の予約を受け付けた。納車目標を3,000台に設定していたが、すでに3,000台以上を納車した。
プロドゥアは、今年の販売台数目標を前年比9%増の24万台、生産台数目標を23%増の27万2,000台としている。
アミナル・ラシド・サレー社長兼最高経営責任者(CEO)は、半導体不足が起きているが、日々状況をモニターして生産ラインが稼働し続けることができるように努めていると言明。半導体不足の問題があるものの、目標は達成できると見込んでいると述べた。

新型コロナの新規感染者数は1294人、セランゴール州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は2日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,294人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万4,246人で、累計感染者数は34万7,972人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く455人だった。それに▽サラワク州(217人)▽ペナン州(139人)▽ジョホール州(103人)▽クアラルンプール(KL、88人)▽クランタン州(66人)▽サバ州(63人)▽パハン州(57人)▽ネグリ・センビラン州(31人)▽マラッカ州(22人)▽ケダ州(21人)▽ペラ州(14人)▽トレンガヌ州(8人)▽プトラジャヤ(5人)▽ラブアン(4人)▽ペルリス州(1人)ーーが続いた。新たに1,442人が回復し、累計治癒者は33万2,443人となった。死者数は5人増えて、累計で1,283人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は1日、南アフリカ変異株「B.1.351」に9人が感染したことがわかったと発表。クアラルンプール国際空港の勤務者がまず感染し、その後感染が拡大したと説明した。一方で新たに6カ所のクラスターを確認したと述べた。
うち5カ所は職場に関連するクラスター、1カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
ジョホール州とセランゴール州ではそれぞれ2カ所でクラスターが発生。ペナン州とパハン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

ワクチン接種証明取得者への自由移動許可を検討=首相

【クチン=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を2回完了した人を対象に、現時点で禁じられている州を跨いだ移動や海外旅行を認める方向で検討していることを明らかにした。
ムヒディン首相は同案を国家安全委員会(NSC)会議で提案する考えを表明。これが実現すれば人々に一層のワクチン接種を促すことになると述べた。
ワクチン接種が完了した段階で接種証明書が追跡・情報アプリ「MySejahtera」を通じて電子証明書として発行される仕組みで、証明書を所持していれば当局への届け出なしに国内の移動が可能になる。またこの仕組みについては、複数の国との間で相互認証の方向で協議を開始したという。
マレーシアとシンガポールは先ごろ、ワクチン接種証明書の相互承認に向けて協力することで合意したと発表している。