【クアラルンプール】 UCSI大学世論調査研究センターが行なった調査によると、最近の新型コロナウイルス「Covid-19」への対応を巡って与党連合・国民同盟(PN)政権への評価が上昇していることが分かった。
世論調査は1月18日から4月5日にかけて4回に分けて実施したもので、回答者数はそれぞれ980人、649人、618人、1,136人だった。
政府の対応についての信頼感は1月18—20日の調査では10ポイント満点で5.59ポイントだったが、2月6—8日の調査では5.79ポイント、2月19—22日の調査では5.88ポイント、3月31—4月5日の調査では6.60ポイントにそれぞれ上昇した。
一方、ワクチンに対する信頼感は1月18—20日の調査では5.82ポイントだったが、2月6—8日の調査では6.02ポイント、2月19—22日の調査では6.39ポイントと上昇したが、3月31—4月5日の調査では6.41ポイントとやや上げ止まりの傾向がみられた。
同研究センター長であるペク・チュエンキー准教授は、新型コロナ対策とワクチン管理に対する国民の信頼感には相関関係がみてとれると指摘。ワクチンのリスクが低いことが分かってきたことで、より多くの人が接種に積極的になっていると述べた。
(マレー・メイル、4月13日)