ヨネックスとバドミントン代表チーム、用具使用契約締結

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ヨネックス(本社・東京都文京区)は12日、バドミントンマレーシア代表チームとの用具使用契約をマレーシアバドミントン協会(BAM)と締結したと発表した。
4月9日にクアラルンプール(KL)において契約記者会見を行った。契約期間は5年間。ヨネックスはラケット、ウェア、バッグ、シューズ、シャトルコック等を提供する。また、マレーシアオープン(カテゴリーSuper750)、マレーシアマスターズ(カテゴリーSuper500)、マレーシアインターナショナルチャレンジ(カテゴリーグレード3)のオフィシャルサプライヤーとして、コートマット、ネットとポール、シャトルコック等の用具、およびストリンギングチームによるストリンギングサービスを提供する。
BAMのモハマド・ノルザ・ザカリア会長は「ヨネックスと協力し合ってバドミントンの未来を築いてまいります」と述べた。一方でヨネックスの代表取締役社長である林田草樹氏は、「創業75周年の記念すべき年にBAMおよびマレーシア代表チームと契約ができたことを非常に光栄に感じます。最高の製品とサービスを提供し、同チームが世界でさらに活躍できるように取り組んでまいります」と表明した。

東南アジア最大の自動車ショールーム、サイムダービーが開所

【クアラルンプール】サイム・ダービーの自動車販売・組み立て部門、サイム・ダービー・モーターズ(SDM)は12日、東南アジア最大となる自動車ショールーム「サイム・ダービー・モーターズ・シティー」の営業を開始した。式典でジェレミー・ガン小売部門代表は、今年は少なくとも10種のニューモデルを投入する計画で、8%の販売増を見込んでいると語った。
モーターズ・シティーの敷地面積は8.6エーカーで、180台の展示が可能。電気自動車充電設備、自動車整備設備(約200台分)もある。
展示するのは主力の、BMW、フォード、現代自動車、ジャガー、ランドローバー、MINI、ポルシェ、ボルボおよびオートバイのBMWモトラッド。
モーターズ・シティー建設に5億7,000万リンギを投じた。ガン氏によると、世界的な半導体不足でメーカーからの車両供給に支障が生じており、在庫は限られているが、3ー4カ月中には解消の見通しだ。
また政府に自動車売上税免除の再延長を申し入れるという。
(ザ・スター、4月13日)

ラマダン入り発表、飲食店の深夜営業を容認

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア王宮は、13日付けのラマダン(断食月)入りを発表した。新型コロナウイルス「Covid-19」禍での二度目のラマダンということもあり、政府は飲食店の夜間営業を認めるなどムスリムに配慮する姿勢をみせている。
イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)はラマダンに合わせて、断食明けの集まり(ブカ・プアサ)や屋台や飲食店の午前6時までの深夜営業を、標準的運用手順(SOP)遵守を条件に認めると述べた。飲食施設においては、条件付き行動制限令(MCO)対象域では定員の50%まで、復興のための行動制限令(RMCO)対象域では100%認められる。
個人の住宅やオープンスペースで行なう食事会についても、飲食施設と同様に出入り口の指定や参加人数の登録などのSOP遵守が求められる。
これに先駆けクアラルンプール(KL)市は、ラマダンバザール(夜市)の営業を65カ所において午後3時から午後8時まで認めると発表した。セランゴール州も許可するとしている。一方、感染者が急増し病床が満杯に近づいているクランタン州では、バザールと夜間礼拝を中止すると発表。サバ州もバザール営業を不許可としている。

新型コロナの新規感染者数は1767人、サラワク州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は13日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,767人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万6,300人で、累計感染者数は36万3,940人となった。

州・地域別の感染者数はサラワク州が最も多く607人だった。それに▽セランゴール州(483人)▽クアラルンプール(KL、133人)▽サバ州(117人)▽クランタン州(103人)▽ペナン州(92人)▽ジョホール州(74人)▽ケダ州(39人)▽ペラ州(36人)▽ネグリ・センビラン州(29人)▽マラッカ州(17人)▽パハン州(14人)▽トレンガヌ州(13人)▽プトラジャヤ(7人)▽ラブアン(3人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに1,290人が回復し、累計治癒者は34万6,295人となった。死者数は12人増えて、累計で1,345人となった。 保健省のノール・ヒシャム事務次官は12日、新たに10カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
うち7カ所は工場やフィットネスセンターなどの職場に関連するクラスター、3カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。パハン州では3カ所、トレンガヌ州、ケダ州、セランゴール州、ジョホール州、プトラジャヤ、ペラ州、クランタン州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。
またノール事務次官は、日中の飲食を断つラマダンが13日から始まることについて、モスクでの集団礼拝や日没後の親族、友人間の食事の集い、旅行などに出かける際は、感染予防策を徹底するよう注意を喚起。近距離での会話、混雑した場所や不必要な外出を行うことで感染が拡大する可能性を懸念していると述べた。

期限切れのソーシャルビジットパス、事情あれば延長申請可

【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」のために帰国できなくなり、短期滞在許可証「ソーシャルビジットパス」(PLS)が期限切れになったままマレーシアに滞在している外国人に対し、マレーシア当局が4月21日までの出国を求めている問題で、ハムザ・ザイヌディン内務相は出国できない事情がある場合、延長申請は可能だと述べた。
マレーシア当局は今年1月、行動制限令(MCO)が3月31日で解除される見通しだとして、PLSが切れた者に対し14営業日後の4月21日までに出国するよう求める通達を各国大使館に送っていた。違反した場合、罰金を科されたり拘留される可能性があるとしている。
ハムザ内相は、延長申請は可能だがケースバイケースで処理すると説明。出入国管理局のカイルル・ザイミー・ダウド局長は、申請の際にマレーシア滞在中の生活費を賄える経済力と居留地を証明する書類を提出する必要があるとした。
(ザ・スター、4月13日)

「アップルストア」、TRXエクスチェンジでオープンを計画

【クアラルンプール 】 ウェアラブル製品やデジタル製品の米アップルの商品を体験、購入できる「アップルストア」のマレーシア1号店が2022年にオープンする予定だ。
経済紙「エッジ・マレーシア」によると、「アップルストア」は、クアラルンプール(KL)の国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」に建設中の複合開発「ジ・エクスチェンジTRX」内にオープンするとみられており、アップル・リテイル・ストアの代表者がマレーシアに来訪し、「ジ・エクスチェンジTRX」の経営陣と交渉した模様だ。
「アップルストア」は東南アジアではシンガポールに3店舗、タイに2店舗あり、マレーシアは東南アジア3カ国目となる。
「ジ・エクスチェンジTRX」は、2022年のオープンを予定しており、賃貸可能面積は130万平方フィート。400以上の体験型店舗や旗艦店、体験型飲食店、レジャー、エンターテイメント施設が入居する予定だ。日本からは西武が入居することが決まっている。そのほかには香港系デアリー・ファーム・インターナショナルが高級食料品店、ゴールデン・スクリーン・シネマズが映画館を開設することを計画している。
(マレー・メイル、4月11日)

短期滞在査証の猶予期限目前、外国大使館が滞在者に注意喚起

【ペタリンジャヤ】複数の外国の大使館や高等弁務官事務所が、マレーシアに滞在している、失効した短期滞在査証「ソーシャルビジットパス」を持つ自国民に21日までの帰国を促す電子メールを送付している
昨年、同パスが失効した外国人に対しマレーシア政府は猶予期間を与えたが、行動制限令(MCO)が3月末に解除されたため、今月21日で14営業日の猶予期間が終わる。
猶予期間を延長するかの発表はマレーシア政府からなく、米国務省はパスが失効した米市民に対し、21日までにマレーシアを出国するための準備を要請。同日までに出国できない場合、移民当局による拘束、罰金の対象になると注意を促した。ルーマニアとイタリア大使館、英国高等弁務官事務所も同様のメールを自国民に送信した。
ソーシャルビジットパスの有効期間は3カ月で、パス所持者はいったん出国し数日を外国ですごした後、再入国すれば再度同じパスを取得できる。
(フリー・マレーシア・トゥデー、4月11日)

60歳以上にはシノバック製ワクチンを使用=調整相

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種プログラム調整相を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は12日の会見で、19日から開始される第2フェーズの対象者である60歳以上の高齢者に中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンを接種する方針を明らかにした。

ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)が他国におけるシノバック製ワクチンの接種状況をみて決定した。カイリー氏は「重症化予防効果が確認できた。死者の80%が60歳以上であることから判断した」とし、第2フェーズにおける主力になるとの考えを示した。

■接種義務化の可能性も=カイリー氏■

カイリー氏は9日、国民の接種登録率が低い状態であることに触れ、このまま低いままならば接種を義務化する可能性があると言明した

カイリー氏は12月までに集団免疫レベルを達成するためには人口の70%が接種する必要があるとした上で、9月は目標達成できるかどうか判断するための重要なポイントになると述べ、9月をメドに判断を下す可能性があると示唆した。

4月11日現在、国内のワクチン接種登録者数は851万3,651人、人口比35.10%にとどまっている。1回目の接種を受けたのは58万3,903人、2回目も済ませたのは39万5,891人にとどまっている。

ワクチン接種義務化については、先ごろファディラ・ユソフ上級相(公共事業相兼任)が、外国人労働者の新規雇用の際の条件に加える方向で検討すると発言していた。

新型コロナの新規感染者数は1317人、サラワク州が最多

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は12日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が前日から1,317人増加したと発表した。アクティブ感染者数は1万5,835人で、累計感染者数は36万2,173人となった。

州・地域別の感染者数はサラワク州が最も多く351人だった。それに▽セランゴール州(303人)▽クアラルンプール(KL、116人)▽ペナン州(112人)▽サバ州(109人)▽ネグリ・センビラン州(63人)▽ジョホール州(61人)▽クランタン州(58人)▽ケダ州(47人)▽パハン州(32人)▽トレンガヌ州(22人)▽ペラ州(21人)▽マラッカ州(11人)▽プトラジャヤ(9人)▽ペルリス州(2人)ーーが続いた。ラブアンのみゼロだった。新たに1,052人が回復し、累計治癒者は34万5,005人となった。死者数は4人増えて、累計で1,333人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は11日、新たに8カ所のクラスターを確認したと明らかにした。
うち5カ所は工場や教育センター、行政センター、公的機関などの職場に関連するクラスター、3カ所はコミュニティで起きたクラスターだった。
サラワク州では4カ所、セランゴール州では2カ所、クランタン州、サバ州でそれぞれ1カ所のクラスターが発生した。

首都圏などの条件付き制限令、28日までさらに2週間延長

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(国防相)は12日、セランゴール州、ペナン州、ジョホール州、クランタン州、サラワク州、クアラルンプール(KL)の5州1都に発令している条件付き行動制限令(CMCO)について、さらに2週間延長すると発表した。

4月14日までとなっていたサラワク州を除く4州1都については28日まで、4月12日までとなっていたサラワク州のCMCOについては26日まで、それぞれCMCO指定を2週間延長する。

今年1月13日に二度目の行動制限令(MCO2.0)が発令された4州1都は、他地域と同じく3月5日よりCMCOに規制緩和されたが、新規感染者数が下げ止まっていたことから他の地域がRMCOに規制緩和される中、4月14日までCMCO指定が延長されていた。

また▽ケダ▽マラッカ▽ネグリ・センビラン▽パハン▽ペラ▽ペルリス▽トレンガヌ▽サバ——の8州と連邦直轄地のプトラジャヤ、ラブアンに発令している復興のための行動制限令(RMCO)についても4月28日まで延長する。

州間の移動制限についても2週間延長される。旅行代理店が手配したRMCO間の観光旅行のみ認められる。