【シンガポール】マレーシア、シンガポール両国は相手国にいる親族が危篤状態にある、あるいは死亡して葬儀が行われる場合、特別な配慮が必要な事情として相手国への入国を相互に認めることで合意した。シンガポールを1日から訪問したヒシャムディン・フセイン外相とシンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相が2日、会談後の共同声明で発表した。
5月17日から施行する。手続きの詳細は双方の入管当局がそれぞれ発表する。バラクリシュナン氏は「家族に重大な出来事があった場合、一緒にいたいというのが人情だ」と述べた。両国には、相手国に長期滞在する国民が存在する。
両外相は国民の相互往来を促進するため、ワクチン接種証明書の相互認証について協議した。ヒシャムディン氏によると、両国の感染者接触追跡アプリに互換性を持たせることが必要になる。
(ストレーツ・タイムズ、5月3日、ベルナマ通信、5月2日)