【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)は5日に声明を発表し、5月7日から20日までクアラルンプール(KL)全域、ジョホール、ペラ、トレンガヌ3州の一部を対象に行動制限令(MCO)を発令すると明らかにした。
対象地域はジョホール州が▽ジョホールバル▽クライ▽コタティンギ——の3地区、ペラ州が▽タイピン▽ラルート・マタン▽セラマ——の3地区、トレンガヌ州がフルベスット準地区を除くベスット地区の14準地区。
KLでは4月1日から27日までに17のクラスターが発生。ジョホール州の3地区はすべてレッドゾーンとなっており、集中治療室の病床は70%埋まっているという。またトレンガヌ州ベスット地区では15のクラスターが発生している。
飲食店や屋台、食品店は午前6時から深夜零時まで営業可能だが、テイクアウトのみ。スーパーマーケット、コンビニ、薬局、給油所は午前6時から午後10時までとなる。
5日は全国で370人が標準的運用手順(SOP)違反で摘発された。最も多かったのは入店登録を行なわなかった(237人)で、これにマスク非着用(60人)、ナイトクラブやパブ出入り(33人)、社会的距離をとらかなかった(22人)と続いた。