【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウィルス(Covid-19)ワクチン接種プログラム調整相を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は、感染の疑いがあるとして検査中の者(PUI)及び観察中の者(PUS)、及び濃厚接触者について、ワクチン接種センター(PPV)への立ち入りを禁止すると発表した。

自宅隔離を行っているはずの者がPPVで複数確認されたことを受けたもので、これらの者についてはすでに接種日が決定済みであっても接種予定を再調整することになる。調整後の新たな接種日については、情報アプリ「MySejahtera」を通じて改めて通知される。

15日には、ワールド・トレード・センター・クアラルンプール(WTCKL、旧称プトラ・ワールド・トレード・センター=PWTC)に開設された接種センターで希望者を対象としたアストラゼネカ製ワクチンの接種が開始されたが、予約者が数時間前に訪れたり予約なしの人が押し寄せたりしたため大混雑が起きた。これを受けてカイリー氏は予約時間の15ー30分前の到着を推奨すると述べた。

なおWTCKLにおけるワクチン接種能力はこれまで1日2,400回だったが、16日から8,100回に増強されることになっている。