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新たに6件のコロナ変異株を検出、水際対策を強化

【クアラルンプール】 6月20日から22日にかけて、懸念される新型コロナウイルス(Covid-19)変異株(VOC)が国内で新たに6件検出された。VOCの累計件数は173件。

6件のうち5件はベータ変異株(南アフリカ株、B.1.351)で、ペナン州で2件、サバ州、ケダ州、ペルリス州でそれぞれ1件が報告された。1件はデルタ変異株(インド株、B.1.617.2)で、ネグリ・センビラン州で報告された。

世界保健機関(WHO)の分類によると、変異株には、毒性・感染性が強いため警戒すべきVOC以外に警戒レベルが低い「注目すべき変異株(VOI)」が存在するが、現在までに国内で検出されたVOCとVOIの累積件数は合計189件。 このうちVOCが173件、VOIが16件だった。

変異株の流入を防ぐために政府は、入国者の標準作業手順(SOP)を強化した。出発日3日前と入国時のPCR検査を必須にし、インド、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、パキスタンからの入国者の隔離期間を21日間に延長。その他の国からの入国者は隔離期間が14日間となる。いずれの場合も隔離期間の途中でPCR検査を行ない、その結果に基づいて隔離期間を延長するかどうかが決定される。

マレーシアでは、6月24日に新たに5,841人のコロナ感染者が報告され、累計感染者数は71万6,847人に達している。

(エッジ、マレー・メイル、6月24日)

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