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ワクチン接種進む中、職場でのクラスターは増加傾向

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 新型コロナウイルス「Covid-19」のワクチン接種が行われているものの、職場におけるクラスター数が増加傾向にあり、封じ込め措置が効果がないとして、怒りの声があがっている。ニュースポータル「フリー・マレーシア・トゥデー」が報じた。

毎日確認されるクラスターのうち、職場は大部分を占めている。新規感染者数は5,000人台に減少したが、死亡者数は依然として多く出ており、死亡者数は累計で5,000人を超えた。1人の患者が何人に感染を広げる可能性があるかを指す基本再生産数(R0)は、過去1週間0.97を維持した。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は先ごろ、首都圏クランバレーでは依然、新型コロナウイルスの散発的発生が増加していると指摘。散発的感染と確認された者のほとんどは感染の症状を示しておらず周囲の人々に無意識に感染症を広げる可能性があるとして標準的運用手順(SOP)の順守を呼びかけた。

ワクチンの投与回数は26日時点で722万6,949回となり、700万回を超えた。1回目の接種を終えたのは520万4,993人、率にして15.9%。2回目は202万1,956人で、6.2%となっている。最も多く新規感染者数を出し続けているセランゴール州では、1回目が接種率が12.6%、2回目が4.1%にとどまっている。首都のクアラルンプールは1回目が51.2%、2回目が9.6%と国の平均を上回っている 。

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