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R0値が再び上昇傾向、保健省事務次官が警告

【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は、新型コロナウイルス「Covid-19」の基本再生産数(R0)がまた上昇傾向にあると警告した。
全国のR0値は6日時点で1カ月ぶりの高水準である1.08となり、前日の1.07から0.01ポイント上昇した。R0値は6月6日から3週連続で1.00を下回り、6月12日は0.90まで下がったが、その後上昇。6月28日から9日連続で1.00を上回った。
6日時点で9つの州及び地域が1.0を超えた。地域別ではプトラジャヤが1.25で最も高く、パハン州が1.18でこれに続いた。5日に第2フェーズに移行したばかりのパハン州のR0値は3日には1.24だったが、4日には1.17にいったん下降、5日には再び1.24に上昇していた。
パハン州以下は、▽クアラルンプール(KL、1.16)▽セランゴール州(1.12)▽ケダ州(1.11)▽マラッカ州(1.08)▽サバ州(1.04)▽ペナン州(1.03)▽ネグリ・センビラン州(1.01)——と続いた。
R0値が1.0以下だったのは、▽ペラ州(0.98)▽ジョホール州(0.96)▽トレンガヌ州(0.94)▽ラブアン(0.91)▽サラワク州(0.89)▽クランタン州(0.82)——の6州・地域。この他、ペルリス州は新規感染者数が2人のみで、R0値は公表されなかった。

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