【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は8日、セランゴール州とクアラルンプール(KL)において新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が急増したことについて、強化行動制限令(EMCO)指定地区で検査数を増加したためだと説明した。
EMCO地区の住人、特に感染すると重症化のリスクの高い人々を優先した検査を進めると同時に、感染者を早期に発見するため、濃厚接触者の割り出しにも力を入れた。それらの対策により、感染者を即座に隔離することができるため、感染拡大を防ぐことができるという。
7月1ー7日までのセランゴール州の感染者数は全体の42.02%を占めた。前の週は38.33%だった。KLも12.29%から13.01%に拡大した。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す「基本再生産数(R0)」は1.07で、プトラジャヤが1.22と最も高い。
政府は新規感染者の急増に対応するため、民間の病院や研究所にも協力を要請。全国で72カ所の民間病院でも患者の受け入れを行っている。
(エッジ、7月8日)