【クアラルンプール】 ムヒディン•ヤシン首相は18日、自身のフェイスブックでマレーシア国内の成人すべてに対して10月までに新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を完了させると言明した。

新たな新型コロナ変異株が発見されたこと、新規感染者数が増加していることを踏まえ、1日の接種回数を50万回に増やすことを含むワクチン接種プログラム(NIP)の加速により目標の前倒し達成を目指す。

当初の目標は2022年第1四半期までに総人口の80%へのワクチン接種だったが、その後の接種スピードアップを受けて2021年12月に繰り上げられていた。

ムヒディン首相は、セランゴール州とクアラルンプール(KL)は8月1日までに、サラワク州は8月末までに全住民に対して最低1回の接種を目標としているとし、8月末までにほぼ全州で50%以上の接種率、9月末までに全州で70%の接種率を見込んでいると述べた。

マレーシアはこれまでに7,600万回分のワクチンを発注しており、すでに2,000万回分を受領している。ファイザーが全体の70%を占めており、その他のワクチンをシノバック、カンシノ、アストラゼネカ、ワクチンを公平に分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」が占めている。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、7月18日)