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保健省、コロナ患者の重症化を防ぐ新薬を導入

【シャアラム】 アダム・ババ保健相は、新型コロナウイルス(Covid-19)の重症化を防ぐため、新薬であるバリシチニブを使用していることを明らかにした。
バリシチニブは経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬であり、元々関節リウマチ治療のために用いられていたが、コロナによる肺炎への治療薬としても抗ウイルス薬レムデシビルと併用して投与される。バリシチニブとレムデシビルの併用については、昨年11月に米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可が下りている。日本でも今年4月に厚生労働省より承認された。
アダム保健相によると、マレーシアでは現在、肺炎発症を防ぐことを目的に、コロナ患者に対し2-4ミリグラムの割合でバリシチニブが投与されているという。
同相は、10代へのワクチン接種については、政府はファイザーからのさらなる臨床データを待つことになるとし現在はまず成人へのワクチン接種を完了させる方針を明らかにした。米疾病対策センターが6月、ファイザー製ワクチン接種後に心筋炎を発症する若い世代が多いという発表を行なったことによる。また、子どもたちを感染から守るために、バス運転手、学校の警備員、給食業者など、学校関係者へのワクチン提供も検討しているという。

(ベルナマ通信、7月21日)

 

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