【クアラルンプール】 新型コロナウイルス「Covid-19」感染症のワクチン接種調整担当大臣を兼任するカイリー・ジャマルディン科学技術革新相は28日、中国医薬集団(シノファーム)および米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンについて、民間部門への販売と政府の追加調達が可能になったと明らかにした。
カイリー大臣が国会で明らかにしたところによると、2社のワクチンは医薬品管理庁(DCA)より条件付きの承認を得た。全国新型コロナ予防接種プログラム(NCIP)では、アストラゼネカの「ヤンセン」、「バキスゼブリア」、「アストラゼネカ」、ファイザーの「コミナティ」、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)の「コロナバック」、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)の「コンビデシア」が使用されている。今後新たに2社のワクチンも政府調達などで接種に利用する予定だ。
またカイリー大臣は、ワクチンの調達の透明性に関して疑問の声が上がっていることについて、透明性確保のために公会計委員会(PAC)に詳細を提出したと言明。NCIPにはこれまで58億リンギを割り当てているとした。
(マレーシアン・リザーブ、7月28日)