新型コロナの新規感染者数は1万3215人、3日連続で最多更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は15日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万3,215人となったと発表した。3日連続で過去最多を更新した。アクティブ感染者数は10万8,369人で、累計感染者数は88万782人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く6,120人だった。それに▽ネグリ・センビラン州(1,603人)▽クアラルンプール(KL、1,499人)▽ケダ州(695人)▽ジョホール州(599人)▽ペナン州(509人)▽マラッカ州(484人)▽サバ州(370人)▽サラワク州(363人)▽ペラ州(344人)▽クランタン州(255人)▽パハン州(222人)▽トレンガヌ州(70人)▽プトラジャヤ(53人)▽ラブアン(26人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに6,095人が回復し、累計治癒者は76万5,800人となった。死者数は110人増えて、累計で6,613人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は14日、26カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で15カ所、コミュニティで7カ所、医療機関で4カ所のクラスターが発生した。
州別では、セランゴール州で6カ所、KLで4カ所、ジョホール州とサラワク州、マラッカ州、ケダ州でそれぞれ3カ所、トレンガヌ州で2カ所、サバ州、クランタン州でそれぞれ1カ所発生した。

さっぽろ産業振興財団、マレーシア向け食品輸出セミナー開催

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 さっぽろ産業振興財団は14日、マレーシアへの輸出を目指す北海道内の食品関連企業を対象とした輸出セミナーを開催した。
「道産食品をマレーシアへ 最新日本食品市場と現地食品トレンドについて 」と題する同セミナーは、経済成長率が高く、有望な消費市場としてこれから期待が高まるマレーシアの最新日本食品市場と道産食品輸出の可能性について、現地の専門家が講演するというもの。
道内に本社・本店を有し、かつ札幌市内に営業所・工場等の拠点を有する食品関連企業(食品製造業や外食産業など)が対象で、ユーチューブ・ライブ形式の同セミナーには34社が参加した。
講演では、札幌市食品販路拡大専門アドバイザー(マレーシア)を務めるアジアインフォネットの田辺太嘉昭代表が、マレーシアの概要、食品市場の特徴、売れ筋商品、今後期待される商品、現地飲食店や小売店の現状、コロナの影響、北海道&札幌に関する認知度・印象についてレクチャーした。
セミナー後の質疑応答では、聴講者からはマレーシア人の嗜好や、日本酒やクラフトビールに関する質問が寄せられた。
さっぽろ産業振興財団は10月13日に「マレーシア・オンライン商談会」を開催する計画(コロナ感染状況悪化の場合は完全オンラインで10月11—15日の日程)で、15日より参加企業の募集を開始する。
事前に送付した参加企業の商品サンプルをマレーシアの特設会場に展示し、マレーシアのバイヤーに試してもらった上で参加企業とオンラインで商談する仕組みで、道内の食品メーカー15社程度の参加を見込んでいる。応募締め切りは7月30日。

空気感染対策で室内換気に関する手引き、人的資源省が発表

【プトラジャヤ】 人的資源省は13日、室内空気の質と換気に関する手引きを発表した。新型コロナウイルス空気感染のリスクを減らすためで、職場、健康施設、公共施設、住宅などでの順守を要請する。
ほとんどの施設に共通の指針として同省は、自然換気の最大利用、エアコン使用施設における人の密集の回避、窓やドアの適宜開放、携帯型空気清浄機の利用を挙げた。
空気清浄装置の利用では、米国暖房冷凍空調学会が定めた、エアフィルターの有効性を示す測定スケール(MERV)で13か14のもの、あるいは空気中からごみ、ほこりを取り除き清浄空気にするためのHEPAエアフィルターの使用、および扇風機の使用を勧告するという。
換気努力に加え、ウイルス感染予防のための標準的運用手順(SOP)の順守も必要だという。
(ベルナマ通信、エッジ、7月13日)

14日の閣議、全閣僚がムヒディン首相支持を確認

【クアラルンプール】 14日に定例閣議が開催され、ムヒディン•ヤシン首相を今後も全面的に支持していくことを全会一致で確認した。

全閣僚の名の下で発表された今回の声明文は、ムヒディン首相を支持していくことに加え、政府のすべての決定を関係各所の意見を考慮した上で行なうとした上で、国民の幸福と国の繁栄のために国家復興計画(NRP)を成功させること、及び新型コロナウイルス「Covid-19」を克服することを最優先するとしている。

7日にはムヒディン政権を支えてきた統一マレー国民組織(UMNO)のアハマド・ザヒド・ハミディ総裁(元副首相)がムヒディン首相に対する支持撤回を党として正式決定したと宣言しており、UMNO所属閣僚の動向が注目されていた。UMNO所属閣僚は現在、副首相を含め9人いる。

ザヒド総裁の支持撤回発表にもかかわらず、コロナ禍にあって政治混乱は望ましくないとの立場からUMNO内には当面ムヒディン政権を支えていくべきとの意見も根強い。こうした状況を踏まえてムヒディン首相はザヒド氏の発表に先駆けて、UMNO幹部ながらも政権寄りとされるイスマイル・サブリ・ヤアコブ上級相(兼国防相)とヒシャムディン・フセイン外務相をそれぞれ副首相・上級相に昇格させ、決して一枚岩とはいえないUMNOに揺さぶりをかけている。

(マレー・メイル、星州日報、7月14日)

感染者急増の原因はデルタ変異株=保健省

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は、ほぼすべての州で検出されている新型コロナウイルス「Covid-19」のデルタ変異株(インド株、B.1.617.2)が、感染者急増の原因の一つであると述べた。今後1-2週間は感染者の増加傾向が続くという。
デルタ変異株は感染力が強く、空気感染する。感染開始時の基本再生産数(R0)は5.8で、100人が感染すると短時間で800人にまで感染が広まる危険がある。同氏は、デルタ変異株は人混みの中で感染が急拡大するため、人混みを避けるよう、また高リスク地域の住民に対してはマスクを二重にするよう求めた
首都圏クランバレーとネグリ・センビラン州では、職場や強化行動制限令(EMCO)発令地域で検査を強化しているため、そちらも新規感染者数増加の一因となっている。
同氏によると、ワクチンは、デルタ変異株にも有効。感染をゼロにするのではなく、感染後の重症化を防ぐ。ワクチン接種済2,779人の医療従事者が感染したケースでは、デルタ変異株とベータ変異株(南アフリカ株、B.1.351)が含まれていたにも関わらず、ほとんどが無症状あるいは入院不要の軽症に収まっている。また、ワクチン接種済で感染した場合、他の人に感染させる可能性も50%程度に抑えられるという。同氏は、感染症拡大に対処するには、ワクチン接種が最善の方法であると述べた。
7月12日には42万1,479回のワクチン接種が行なわれ、1日のワクチン接種回数が40万回を突破。2月下旬にワクチン接種を開始して以来、最多回数となっている。累積接種回数は1,178万8,000回。1回目の接種を受けた人は810万4千人、2回目接種を完了した人は368万4千人となっている。

新型コロナの新規感染者数は1万1618人、2日連続で最多更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は14日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万1,618人となったと発表した。2日連続で過去最多を更新した。アクティブ感染者数は10万1,359人で、累計感染者数は86万7,567人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,051人だった。それに▽クアラルンプール(KL、1,749人)▽ネグリ・センビラン州(1,537人)▽マラッカ州(526人)▽ケダ州(504人)▽パハン州(400人)▽ジョホール州(396人)▽サラワク州(289人)▽サバ州(286人)▽クランタン州(236人)▽ペナン州(210人)▽トレンガヌ州(189人)▽ペラ州(164人)▽プトラジャヤ(40人)▽ラブアン(38人)▽ペルリス州(3人)ーーが続いた。新たに6,377人が回復し、累計治癒者は75万9,705人となった。死者数は118人増えて、累計で6,503人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は13日、23カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
職場で13カ所、コミュニティで10カ所のクラスターが発生した。
州別では、ジョホール州7カ所、クランタン州、セランゴール州でそれぞれ3カ所、マラッカ州、トレンガヌ州、ネグリ・センビラン州でそれぞれ2カ所、ペナン州、ペラ州、KL、ケダ州でそれぞれ1カ所発生した。

インピアナホテル、ティオマン島に高級リゾートを共同開発

【クアラルンプール】 インピアナ・ホテル(インピアナ)は、ティオマン島で1億8,860万リンギの高級リゾートを共同開発する契約を締結した。1区画あたり5.089ヘクタール(12.58エーカー)、合計5区画にヴィラやその他の施設が建設される。工事開始から2年以内の完成を目指す。
インピアナによると、共同開発契約は、インピアナ・ティオマン(ITSB)、セロ・ティオマン・リゾート・ホールディングス(STRHL)、インピアナ・セロ・ティオマン・リゾート(ISTR)の3社間で締結された。ITSBは土地所有者、STRHLは不動産開発会社、ISTRは本プロジェクトのために設立された合弁会社。
STRHLは、工事のための資金調達を目的として、第1フェーズ(4区画の販売あるいは総売上1千万リンギ以上が目標)および第2フェーズ(残り区画の販売)を開始する。同社は、プロジェクト管理、販売、マーケティングを担当し、ISTRは、プロジェクトに必要な計画、図面、申請書類などを準備する。
インピアナによると、ティオマン島がリゾート地として人気があり、また共同開発という方法を取ることにより、少ない資本でリゾート開発が可能であることから、本プロジェクトが計画された。インピアナは、土地区画の販売やヴィラ管理という新たな収益源が得られ、事業ポートフォリオを多角化できるという。
(エッジ、7月12日)

小売業従事者を対象としたワクチン接種、26日に開始

【クアラルンプール】 アレクサンダー・ナンタ国内取引消費者行政相は、26日より小売業の従事者を対象とした新型コロナウイルス「Covid-19」感染症のワクチン接種を開始すると発表した。
レストラン、ガソリンスタンド、スーパーマーケット、デパート、理髪店、美容院、ショッピング複合施設、配送センターなどで働くレジや営業、マネジメントなどに携わる職員を対象にした小売業ワクチン接種プログラムの下で、クアラルンプール(KL)の「シティテル・ミッドバレー・シティ」にワクチンセンターを開設、KLで働く約3万1,000人にワクチン接種を行う。1日当たり1,500人へのワクチン投与を目指す。小売業従事者を対象にしたワクチン接種は今後様々な地域でも実施する計画だ。ワクチン接種を進めることで、消費者は安心して買い物や店舗での飲食をが可能になると期待されている。
国内取引消費者行政省は小売業従事者と対象としたワクチン接種の受付を5月26日に開始。これまでに全国の1,396社から18万6,245人のワクチン接種の申し込みを受け付けた。今後申し込みはさらに増える見通しだ。
(ベルナマ通信、エッジ、フリー・マレーシア・トゥデー、7月12日)

プロトン、従業員へのワクチン接種プログラムを開始

【クアラルンプール】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングス(プロトン)は、7月12日、ペラ州タンジョン・マリムとセランゴール州シャアラムの2拠点で、従業員に対するワクチン接種プログラムを開始した。
タンジョン・マリムでの接種を迅速に行うため、プロトンは連邦政府およびペラ州当局と協力し、スポーツ施設を産業用ワクチン調剤センター(PPVIN)に転用する。1日最大約800回分のワクチンが接種可能で、6日間運用される。
シャアラムでは、会社敷地内に十分なスペースがないため、プロトンのスタッフはシャアラム・コンベンションセンターでワクチンを接種する。ワクチン接種を希望するスタッフ全員が初回接種を受けられるよう、接種は数日に分けて実施される予定。
リー・チュンロン(李春栄)最高経営責任者(CEO)は、競合他社でも同様の取り組みを行っており、従業員のワクチン接種を進めることが、完全ロックダウンによって停止を余儀なくされている自動車産業の再開につながるだろうと述べた。プロトンでは、3週間後に2回目の接種のために同様のプログラムを繰り返す予定8月前半までにほとんどの従業員がワクチンの2回目接種を完了するという。
(エッジ、7月12日)

新型コロナの新規感染者数は1万1079人、過去最多に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は13日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数が1万1,079人となったと発表した。7月10日の9,353人を超え、過去最多を更新した。アクティブ感染者数は9万6,236人で、累計感染者数は85万5,949人となった。

州・地域別の感染者数はセランゴール州が最も多く5,263人だった。それに▽クアラルンプール(KL、1,521人)▽ネグリ・センビラン州(1,033人)▽ケダ州(497人)▽サラワク州(472人)▽ジョホール州(406人)▽ペラ州(329人)▽マラッカ州(323人)▽パハン州(321人)▽サバ州(239人)▽ペナン州(234人)▽クランタン州(211人)▽トレンガヌ州(93人)▽プトラジャヤ(77人)▽ラブアン(60人)ーーが続いた。ペルリス州のみゼロだった。新たに5,990人が回復し、累計治癒者は75万3,328人となった。死者数は125人増えて、累計で6,385人となった。

保健省のノール・ヒシャム事務次官は12日、16カ所のクラスターを新たに確認したと明らかにした。
コミュニティで8カ所、職場で5カ所、医療センター2カ所、高齢者施設で1カ所のクラスターが発生した。
州別では、クランタン州で4カ所、セランゴール州で3カ所、トレンガヌ州で2カ所、サラワク州、パハン州、ペラ州、ジョホール州、KL、ネグリ・センビラン州、プトラジャヤでそれぞれ1カ所発生した。