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接種完了者への社会活動制限緩和策を発表、10日付けで

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ムヒディン・ヤシン首相は8日、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を完了した人を対象とした社会活動における標準的運用手順(SOP)緩和策を発表した。10日付けで適用される。
ムヒディン首相が発表したのは社会活動に関する緩和策で、経済活動に関する緩和策については国家安全委員会(NSC)で検討した上で近日中に発表される見通し。
ワクチン接種完了の定義は、▽ファイザー▽アストラゼネカ▽シノバック——の2回接種ワクチンについては2回目の接種を受けてから14日以降、ジョンソン&ジョンソン及びカンシノなどの1回接種ワクチンについては28日以降となっており、どの州で接種を受けたかどうかは問わない。
ワクチン接種を完了した人は、すべての州・地区を対象に▽国内在住者はマレーシア人外国人を問わず、海外から帰国した際の「在宅監視命令(HSO)」対象下での自宅での隔離▽単身赴任者が家族と会うために州間・地区間移動▽18歳未満の子供に会うために州間・地区間移動▽各宗教における礼拝所での礼拝——が可能となる。
また国家復興計画(NRP)において第2もしくは第3フェーズに移行した州・地区の在住者にはさらに、▽地区間移動▽飲食店での店内飲食▽午前6時から午後10時までの身体接触を伴わないスポーツ(ジョギング、サイクリング、釣り、乗馬、テニス、バドミントンなど)▽休日での州内旅行・ホテル宿泊——が可能となる。
8日時点で第2フェーズに移行したのは▽クランタン▽トレンガヌ▽パハン▽ペラ▽ペナン▽サバ——の6州、第3フェーズに移行したのは▽ペルリス▽ペラ▽ラブアン——の2州1地区となっており、その他は第1フェーズにとどまっている。

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