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マラッカなど2州で規制緩和、ランカウイの観光も再開へ

【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、4日付けでマラッカ州が国家復興計画(NRP)の第2フェーズに、ネグリ・センビラン州が第3フェーズにそれぞれ移行すると発表した。
2日に開催された国家安全保障委員会(MKN)の会合で決定された。セランゴール州、クアラルンプール(KL)、プトラジャヤ、ケダ州について第1フェーズに据え置くことも決まった。MKNは今後、「パンデミック管理特別委員会」に名称を変更し、野党の代表者も参加する。
イスマイル首相はまた、検討中だった「観光バブル」計画について、ワクチン接種率などの条件の下でいくつかの観光地で観光部門を再開すると述べた。まずは16日からランカウイ島が実験的に州内観光客に対して開放される。他の観光地は州の新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種率が80%に達した時点で営業が許可される。
また、首相は、マレーシアの基本再生産数(R0)が数カ月ぶりに1.0を下回ったことから、回復に向けた正しい道を歩んでいることに自信を示した。ワクチン供給アクセス保証特別委員会(JKJAV)のデータによると、今月末までに成人人口の80%、10月末までに100%の接種率を達成する見込みだ。
一方、首相は、10月以降もコロナの流行が続くことを覚悟する必要があると強調した。保健省(MOH)に対し、新しいパンデミック・エンデミック戦略を提示するよう要請しているという。1日にカイリー・ジャマルディン保健相が行なった「コロナのエンデミック(風土病)段階に備え、ウイルスと共に生きることを学ぶ時に来ている」という発表を支持し、他国と同様、最終的にはコロナと共存していかなければならないことを認識する必要があると述べた。
(エッジ、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、9月2日)

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