【クアラルンプール】 エクスプレス・レール・リンク(ERL)は、クアラルンプール(KL)市内とKL新国際空港(KLIA)を結ぶ高速鉄道、「KLIAエクスプレス」と「KLIAトランジット」の運行を9月13日から再開すると発表した。
イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相が、10日付けで首都圏クランバレーに位置するセランゴール州、KL、プトラジャヤを国家復興計画(NRP)第2フェーズに移行すると発表したことを受けたもの。これにより第1フェーズでは相互の行き来ができなかった3地域の移動規制が撤廃され、通勤客による鉄道利用が回復するメドがついたと判断した。従業員の99%がすでにワクチン接種を済ませている。
運行時間は毎日午前6時から午後10時10分までで、当面は1時間間隔の運転となる。運転頻度は利用者数が増えるのにあわせて増やしていく方針だ。最大83%割引となる通勤客用の「マンスリー・トラベル・カード」購入ごとに無料の「ウィークリー・トラベル・カード」が貰えるキャンペーンを11月30日まで実施する。
新型コロナウイルス「Covid-19」対策として6月1日付けで完全ロックダウン(FMCO)が発令されたことを受け、それまで細々と運転を続けていたERLも6月4日より全面運休に踏み切っていた。
(ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、9月9日)