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中所得層の20%が低所得層に転落、絶対的貧困率も上昇

【ペタリンジャヤ】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、中所得層(M40)のうち58万世帯が、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症拡大に伴う経済の落ち込みにより、低所得層(B40)に転落したと明らかにした。
イスマイル首相によると、58万世帯は、全M40世帯(月収4,850ー1万959リンギ)の20%に相当する。統計局(DOSM)のデータによると、絶対的貧困率は2019年の5.6%から2020年には8.4%に上昇した。
野党議員から貧困の基準値について「現状を反映した基準になっているか」という質問に対して、イスマイル首相は21日、書面で回答。失業率の上昇により、M40およびB40世帯の収入が減少し、貧困ライン以下の世帯数が増加していると説明した。新型コロナの感染症拡大と行動制限令が2020年の家計収入や貧困に与えた影響を調べるため、社会経済的影響調査を実施したことを強調。2022年度からは所得調査、基本設備調査報告を実施し、貧困所得ラインについて見直しを行なうと計画があると説明した。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレー・メイル、9月21日)

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