【クアラルンプール】 製菓のパン・マレーシア・コープ(PMC)は、ファストフードチェーン「A&W」をマレーシアで展開するA&Wマレーシアの株式51%を取得して子会社化すると発表した。
A&Wマレーシア株100%を保有するインター・マーク・リソーシズと売買契約を締結。A&Wマレーシア株51%を2,104万リンギで取得する。1,157万リンギは現金で、残金はPMC株式1株15セン換算し6,311万株の譲渡で支払いに充てる。残りの株式49%は引き続きインター・マークが保有する。
買収目的についてPMCはチョコレートと菓子事業を主力とする現体制から、急成長しているファストフードチェーン分野への多角化を目指すとしている。A&Wマレーシアは現在、62店舗を運営しており、半数以上がクアラルンプール(KL)とセランゴール州の首都圏に集中している。まだ成長の余地が大きいとみており、2023年までに店舗数を100店に増やす計画だ。
(エッジ、ザ・サン、9月24日)