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KL―バンコク間高速鉄道、政府が実行可能性調査を実施中

【クアラルンプール】 クアラルンプール(KL)―シンガポール間のプロジェクト中止が決まった高速鉄道(HSR)整備計画だが、マレーシア政府はKL―バンコク間についてはいまだ実行可能性の調査を行っている。ムスタパ・モハメド首相府相(経済問題担当)が下院議会質疑で明らかにした。
KL―バンコク間については、マレーシア・タイ両国が、両国の経済関係強化のために高速鉄道計画を研究することで2016年に合意しており、タイ側はシンガポールまでのアクセスを見据えて、高速鉄道計画の研究に着手する準備が出来ているとマレーシア側に伝えてきていたという。
結局、マレーシア側はKL―シンガポール間のプロジェクトを優先させたが、2020年12月31日までの期限までにシンガポール側と合意できなかったために中止となった。ただKL―ジョホールバル(JB)間に関する調査はすでに完了しており、内閣に提出できる状態にあるという。
高速鉄道建設計画は先ごろナジブ・ラザク元首相が経済波及効果への期待から復活を提案し、ムヒディン・ヤシン前首相はKL―バンコク間をKL―JB間より優先すべきと提言していた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、10月7日)

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