【クアラルンプール】 水道事業のアイル・セランゴールは13日、首都圏クランバレーで大規模な計画断水を開始した。スンガイ・セランゴール浄水場第1フェーズ(LRA SSP1)のメンテナンスのためで、16日まで4日間行われる。
断水が行われるのは、▽クアラルンプール▽ペタリン▽クラン▽シャアラム▽ゴンバック▽フール・セランゴール▽クアラ・ランガット▽クアラ・セランゴールーーの約998地域。メンテナンス終了後、地域ごとに段階的に復旧が行われる。対象地域や復旧見込み時間はWebサイト(https://hentitugas.airselangor.com/2w45BD3v6obqEe9p2QrxWYJZyL0EDB2KRYOKawnMl7GXkPVdzAmjN48R5Pqp/kawasan_terlibat?lang=en)で調べることができる。
病院やワクチン接種センター(PPV)、新型コロナウイルス「Covid-19」低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)などの施設に対しては別途タンクローリーでの代替給水が行われる。
国営ベルナマ通信によると、10月初頭に早めの通知が出されていたため、企業経営者を含む多くの人々が、準備を進めており、スーパーでも大容量のミネラルウォーターは品薄となっている。営業時間や顧客数を制限した上で営業を継続する店舗も多いという。
一方、昨年は突発的なものも含め、首都圏で5回以上の断水が発生していることから、アイル・セランゴールに対し不満が拡大、繰り返し起こる断水は生活に与える影響が大きいため、給水管理の改善を求める声も上がっていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、10月12、13日)