選挙年齢の18歳への引き下げ、来年1月より実施へ asiainfo 3年前 【クアラルンプール】 イスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は、選挙権年齢の21歳から18歳への引き下げ(Undi18)について、先のサラワク州クチン高等裁判所の判決に基づき2022年1月から実施すると発表した。1月1日から選挙人名簿への自動登録が開始される。 選挙年齢の引き下げは憲法改正により2019年7月に可決成立していたが、その後も実施は引き延ばされ、選挙委員会(EC)は今年3月には準備に時間が必要であるため2022年9月にならないと実施できないと主張し、閣僚の間からも不満の声が上がっていた。 こうしたことを受けサラワク州の若者5人が、憲法で定められたにも関わらず同州の18歳から20歳までの13万5,000人の若者に選挙権を与えないのは不当だとする行政訴訟を起こし、クチン高裁は9月3日、2021年12月31日までに実施するよう命じる判決を下していた。 イスマイル首相によると、先の閣議でサラワク高裁判決に対して上告しないことを決定した。 (マレー・メイル、ベルナマ通信、10月30日)