【クアラルンプール 】 マクドナルド・マレーシアは、高まるファストフード需要に応えるため向こう5年間をかけて新たに200店舗を開設する計画だ。
アズミル・ジャーファル社長によると、同社は現在、マレーシア国内で310店舗運営している。新店舗は既存店舗から離れた場所に開設して顧客の需要に応える。店舗の増設に備えて1万人を雇用する予定だ。
マクドナルドは1982年にクアラルンプールのブキビンタンに1店舗目を開設。2013年に、社内にハラル(イスラムの戒律に則った)委員会を設置した。2016年12月には、マレーシアにおけるフランチャイズ権をサウジアラビアのライオンホーンが取得した。マレーシア国内では現在、およそ1万5,000人を雇用しており、月間1,350万人の顧客にファストフードを提供している。
マクドナルドは17日、ザカート(喜捨)の引き渡し式を実施した。アズミル氏によると、同社は社会的責任(CSR)活動として、年間400万ー500万リンギを割り当てている。新型コロナウイルス「Covid-19」関連では、最前線従事者に約100万リンギ分のファストフードを無償で提供。今年9月にはワクチン接種者に対してコーヒー無料券を300万枚配布した。
(ベルナマ通信、エッジ、11月17日)