新型コロナの感染者数は6517人、3日連続で6千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は12日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は6,517人だったと発表した。累計感染者数は253万5,338人となった。
11日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,473万649人で、接種率は75.7%。成人の接種者数は2,225万8,551人で、接種率は95.1%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.00に上昇した。
11日には5,337人が回復し、累計治癒者は243万5,459人。死者数は49人増え、累計で2万9,535人となった。アクティブ感染者は、937人増の6万3,827人。アクティブ感染者数のうち、77.9%が自宅、12.4%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.8%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに4カ所(職場で3カ所、教育機関で1カ所)のクラスターを確認。州・地域別では、ジョホール、パハン、セランゴール、KLでそれぞれ1カ所発生した。

高級輸入食料品店、KLパビリオンブキジャリルに近くオープン

【クアラルンプール】 最新の高級輸入食料品店「ザ・フード・マーチャント」が12月3日、クアラルンプール郊外ブキ・ジャリルにオープンする。高級スーパー「ビレッジ・グローサー」の創業者が運営する。
ショッピングモール「パビリオン・ブキ・ジャリル」内の5万6,000平方メートルの店舗面積にプレミアム食品、生鮮食品、レストランなどを展開する。
ザ・フード・マーチャント社長であり、ビレッジ・グローサー、ビッグ、バングサ・ファインフードなどの食料品店の運営企業ザ・フード・パベイヤの取締役でもあるアイバン・タン氏によると、200以上の国際的なブランドを厳選しており、▽オーストラリア▽エジプト▽イタリア▽日本▽ニュージーランド▽ペルー▽ポルトガル▽南アフリカ▽韓国▽中東▽アメリカーーなど、10カ国以上から取り寄せた新鮮かつ高級な食品が並ぶという。
ミシュランガイドで最も評価されているフランス人シェフ、ジョエル・ロブション氏のブランド「リフレクツ・ドゥ・フランス」の食品やベルギーの「ロータス・ビスコフ・アイスクリーム」、ドイツの「フェレロ・ロシェ・アイスクリーム」、イギリスの「ウォールズ・ビエネッタ」などの輸入アイスクリームも用意。飲料も手頃な価格のものから新旧ワイナリーの高級ワインまでを取り揃える。また、環境保護の観点から、使い捨てのプラスチック容器を削減。グリーンエネルギー企業との提携により、国内初のグリーン電力を利用した食料品チェーンを目指し、将来的には再生可能な太陽光エネルギーを利用する予定だ。
(ザ・スター、11月10日)

外国人旅行者への国境再開、1月までに実施へ=ムヒディン前首相

【クアラルンプール】 マレーシア政府は、海外からの外国人旅行者に対して遅くとも来年1月1日までに国境を再開する方針を固めた。新型コロナウイルス「Covid-19」パンデミックからの復興計画を策定する国家復興評議会のムヒディン•ヤシン議長(前首相)が明らかにした。

観光業の復興支援を目的とした措置。ムヒディン氏は事業を再開するために旅行関連事業者が時間やリソースを要しているというのもあるが、外国人旅行者なしの状態にあるせいで回復ペースが遅すぎると指摘。ただ感染検査などの予防措置は今後も継続するとし、旅行者の出身国の感染状況などを考慮して当局が決定すると述べた。また具体的な実施日に関しては言及を控えた上で、保健省や治安機関によって検討されることになると述べた。

マレーシアは今週に入ってから、シンガポールとの間でワクチン接種を条件に11月29日付けで検疫なしで相互往来できるようにすると発表。インドネシアとの間でも2022年初めまでに開始することで合意した。

(ロイター、ザ・スター、11月11日)

5G通信網計画、いまだ通信事業者の同意得られず

【ペタリンジャヤ】 第5世代移動通信(5G)ネットワーク計画について、携帯電話会社は民業圧迫や設定価格の懸念からいまだ同意していない。業界関係者が明らかにした。
10日付けで第5世代移動通信(5G)ネットワークの国内展開を開始するとの発表が行なわれたが、デジタル・ナショナル(DNB)の関係者はロイター通信の取材に対し、当初の交渉スケジュールが楽観的すぎたとし、実際は通信事業者との間でいまだ合意に達していないと述べた。DNBは5G基盤整備のために国が設立した特別目的事業体(SPV)で、各通信業者に5Gネットワーク回線を卸販売する立場。
DNBは来年初頭に通信事業者との間で長期契約を締結することを目指し協議を続けていく予定だ。年内に通信事業者数社の参加により500拠点間の5Gネットワークを構築することを第一の目標とするという。
ロイター通信はまた、情報筋の話として、5Gの普及を目指しインフラ更新に投資してきた通信事業者が、5Gネットワークが国有化されることを懸念しており、万が一そうなった場合、事業に大きな打撃を受けるおそれがあると報じている。携帯電話会社の市場価値が最大で450億リンギ損なわれるという試算もあり、また、DNBにより提案されている料金体系では、通信事業者は独自でサービス展開する場合よりも高いコストを負担することになるという。
通信事業者は、DNBの価格案では割に合わないとして大幅な修正を求めている。同時にDNBに対し「回線卸売のみを行ない、5G容量の自社確保や小売については行なわない」という確証を求めているという。
(フリー・マレーシア・トゥデー、11月9日)

 

新型コロナの感染者数は6323人、2日連続で6千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は6,323人だったと発表した。累計感染者数は252万8,821人となった。
10日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,469万1,110人で、接種率は75.6%。成人の接種者数は2,224万8,737人で、接種率は95.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.99に上昇した。
10日には5,068人が回復し、累計治癒者は243万122人。死者数は59人増え、累計で2万9,486人となった。アクティブ感染者は、1,116人増の6万2,890人。アクティブ感染者数のうち、77.5%が自宅、12.7%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.9%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに7カ所(教育機関で4カ所、職場で2カ所、福祉施設で1カ所)のクラスターを確認。州・地域別では、クランタンで2カ所となった他、ジョホール、ペナン、パハン、セランゴール、KLそれぞれ1カ所発生した。

マレーシアとインドネシア、隔離なしの往来再開で合意

【ジャカルタ】 インドネシアを公式訪問中のイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相は10日、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領と会談し、両国間の人の往来を再開するための「トラベルコリドー制度(TCA)」を2022年初めまでに開始することで合意した。
「ワクチン接種完了者向けトラベル・レーン(VTL)」とよばれる同制度は、新型コロナウイルス「Covid-19」ワクチン接種を完了した者を対象に隔離なしで双方の出入国を認めるというもの。ワクチン接種証明やPCR感染検査結果の相互承認も含まれる。ワクチン接種が完了した者、公用、ビジネス、医療、人道上の理由による渡航を優先して実施する。
当面はクアラルンプール(KL)ージャカルタ、KLーバリ間の航空路線から開始し、段階的に感染リスクの低いエリアに適用範囲を拡大する。
マレーシアはシンガポールとの間でも、11月29日付けでワクチン接種完了者を対象に隔離なしの空路往来を認めることで合意している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ザ・サン、ベルナマ通信、11月日)

ホンダマレーシア、新型「シティハッチバック」の予約を開始

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 ホンダ・マレーシアは9日、ハッチバック車「オールニュー・シティ・ハッチバック」2022年新型モデルの予約受付を開始した。年内に販売を開始する予定。
ハイブリッドモデル「RS e:HEV」と排気量1.5リットルのDOHC i-VTEC搭載の「V」を用意。若年層をターゲットとしたスポーティかつプレミアム感のあるエクステリアデザインを採用し、「ホンダ・ジャズ」で人気の4モードウルトラシートやリモートエンジンスタート機能、ボタンを押すだけでパーキングブレーキを作動・解除できる電動パーキングブレーキ機能(RS e:HEVのみ)などを装備した。また、ホンダの次世代最新技術である安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」をこのセグメントで初めて搭載し、車間距離制御装置(ACC)、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、前方衝突警告(FCW)などの機能を備えている。
中条円 社長兼最高経営責任者(CEO)は、「オールニュー・シティ・ハッチバック」は新時代のハッチバック車としてセダンやSUVに匹敵するパフォーマンスを発揮するよう開発されたとし、このモデルが市場に新たな変化をもたらし、マレーシアの人々に最も愛されるハッチバック車になることを確信していると述べた。

ファミリーマートが新コンセプト、新工場は来年初頭に完成

【クアラルンプール】ファミリーマートの店舗をフランチャイズ方式で展開するQLリソーシズは9日、1号店開設5周年を記念し、新たなコンセプト「フード・スーパーストア」の導入を発表した。
同コンセプトの最初の店舗は首都圏のスリ・ペタリンとバンダル・プテリ・プチョンにあり、生活者の利便をさらに高める商品、サービスを提供するという。
また、現在1億リンギを投じセランゴール州シャアラムの既存工場隣接地に新工場を建設中で、来年3月までに完工の予定だ。数百人の雇用機会創出になる見通しで、地元住民を優先して採用するという。
マレーシア国内のファミリーマート店舗数は250余り。QLリソーシズは26年をめどに1,000店舗を目指す。QLリソーシズは畜産、水産加工などを行う食品メーカーで、全国で事業を展開しており、物流センターなどコンビニ店舗展開に必要なインフラを所有している。
最近の世界的な一次産品価格の上昇についてチア・リクカイ取締役は、企業努力により商品の値上げを回避しているが、上昇が続けばいずれ値上げは不可避だと述べた。
(ベルナマ通信、11月9日)

5G通信網、10日よりKLなどで運用開始

【クアラルンプール】アヌアル・ムサ通信マルチメディア相は、10日付けで第5世代移動通信(5G)ネットワークの国内展開を開始すると発表した。
1年以内にクアラルンプール、プトラジャヤ、サイバージャヤで5Gネットワークの運用を開始し、2022年にはペナン、セランゴール、ジョホール、サバ、サラワクなど人口密度の高い州を中心に展開、その後段階的に全国展開を進め、人口カバー率36%を目指すという。同相は、5Gにより様々なハイテク分野で新たな雇用機会が創出され、ビジネスに変革がもたらされると強調した。
同相はまた、進行中の国家デジタル・ネットワーク計画(JENDELA)について、デジタル経済センター(PEDi)の設立を予定しているとした。PEDiは、既存のコミュニティ・インターネット・センターの改訂版で、一般の人々が最新のデジタル技術や電子商取引について学び、収入を得られるようにするもの。通信マルチメディア省では、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症がエンデミック(風土病)段階に移行するのに合わせ、経済活動の再開を支援し、収入を得るための教育プログラムを再開していくという。
(ベルナマ通信、11月9日)

新型コロナの感染者数は6243人、再び6千人超える

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は10日、新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は6,243人だったと発表した。累計感染者数は252万2,498人となった。
9日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,464万2,379人で、接種率は75.5%。成人の接種者数は2,222万8,388人で、接種率は95.0%となった。1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は0.96に上昇した。
9日には7,348人が回復し、累計治癒者は241万9,743人。死者数は58人増え、累計で2万9,349人となった。アクティブ感染者は、2,863人減の6万1,760人。アクティブ感染者数のうち、77.8%が自宅、12.5%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、8.9%が医療機関、0.8%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。
また新たに6カ所(職場で3カ所、教育機関で2カ所、拘留所で1カ所)のクラスターを確認。州・地域別では、クランタン、ジョホール、ケダ、KL、セランゴール、プトラジャヤそれぞれ1カ所発生した。