【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 不動産開発業者のプレニチュードは11月30日、100%出資子会社のプレニチュード大阪を通じ、大阪にある14階建てのホテルを26億5,000万円(およそ9,757万リンギ)で取得すると明らかにした。
プレニチュードがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、プレニチュード大阪がいちご不動産(本社・東京都渋谷区)との間で不動産投資信託の株式100%を取得することで、条件付き売買契約を交わした。不動産投資信託には、日本ライフクリエーター(本社・大阪府大阪市)と三菱UFJ信託銀行(本社・東京都千代田区)が出資しており、今回プレニチュードが買収するホテルに投資しているという。
ホテルの客室数は136室。いちご不動産が博多ホテルズ(本社・福岡県福岡市)にリースし「ザ・ワンファイブ大阪御堂筋」としてが運営していたが今年8月29日に閉館していた。
プレニチュードは今回の買収計画について、大阪は人気の観光地であり、ホテルは観光地や商業地区に近い本町にあることから、同社グループへの貢献が見込めるした。同社は9件のホテルを所有。韓国ソウルでも「トラベロッジ明洞」に投資するなど、リスク回避のため海外事業にも投資している。