【ペタリンジャヤ】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は25日、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症について、1月第3週に教育機関でのクラスターが4.13倍に増加したと発表した。
ノール氏によると、新規クラスターは▽教育機関(62件)▽職場(18件)▽高リスク場所(4件)▽コミュニティ、拘置所、海外からの渡航(各1件)ーーで確認された。現在感染者が出ているアクティブなクラスター数は合計225となり、第2週と比較して27.8%増加したという。
ノール氏は、教育機関では異なる環境の人々が同じ場所に集まっていることから、教育機関のクラスターがさらなる感染拡大を引き起こす可能性が高いため、非常に憂慮すべきことだと述べた。一方、1月第3週の低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)の使用率は第2週に比べ増加したものの、医療機関、集中治療室(ICU)ともに療養者数は減少し、呼吸補助が必要な患者数の変化はなかったという。
オミクロン株については、23日以降、新たに162人の感染者が確認された。最も多かったのはセランゴール州の59人で、次いで、▽クアラルンプール(39人)▽ケダ州(13人)▽ネグリ・センビラン州(10人)▽クランタン州(10人)▽ジョホール州(8人)▽パハン州(6人)▽ペラ州(5人)▽ペナン州(4人)▽マラッカ州(2人)▽ペルリス州(2人)▽サバ州(2人)▽トレンガヌ州(1人)▽プトラジャヤ(1人)ーーが続いた。
これにより、国内でのオミクロン株感染者数は累計601人となった。
世界保健機関(WHO)の分類で「懸念される変異株(VOC)」とされる他の変異株についても、デルタ株6,188人、ベータ株233人、アルファ株14人がこれまで国内で確認されており、国内のVOC感染者の合計は7,036人。警戒レベルが低い「注目すべき変異株(VOI)」感染者も20人確認されている。
(ザ・スター、フリー・マレーシア・トゥデー、1月25日)