【クアラルンプール】 保健省のノール・ヒシャム事務次官は7日、今後、新型コロナウイルス「Covid-19」の検査で陽性となっても、無症状・軽症であるカテゴリー1および2Aに該当し、かつ高リスクではない場合には感染アセスメントセンター(CAC)に行く必要はないと発表した。
その代わりに、コロナ情報・追跡アプリ「MySejahtera」上の「健康評価ツール(HAT)」を使用し、毎日セルフモニタリングを行う必要がある。セルフモニタリングが漏れた場合、SMSや自動音声電話で入力が促される。カテゴリー2B以上または症状が悪化している場合には、センターからの電話を待たずに、最寄りのCACまたは病院で詳細な検査を受けることが求められる。
無症状・軽症のカテゴリ分類は、▽カテゴリー1(無症状)▽カテゴリー2A(喉の痛みや咳、食欲がある味覚低下、嗅覚障害、下痢、吐き気、嘔吐、疲労感、筋肉痛など。日常生活に支障がなく、熱や息切れのないことが条件)▽カテゴリー2B(発熱が2日以上続き、活動時の呼吸困難、胸痛、食欲不振、倦怠感、咳・吐き気・嘔吐・下痢の悪化、意識レベルの低下、24時間以内の排尿量減少)ーーとなっている。
ノール事務次官によると、セルフモニタリングの結果、最寄りのCACに行って検査を受ける必要がある場合には「MySejahtera」からの通知、SMS、電話といった形でCACから連絡がある。また、新規感染者の隔離期間については、無症状かつワクチン接種が完了している場合は7日間、症状がある場合やワクチン未接種、あるいは接種が完了していない場合は10日間となるという。
(ザ・スター、2月8日、ベルナマ通信、2月7日)