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コロナ終息宣言出すのは慎重に=保健相

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は11日、新型コロナウイルス「Covid-19」終息宣言を出すに際しては慎重でなければならないとし、もう暫く時間が必要との考えを示した。
カイリー氏は、スウェーデンやデンマークなどの国々が新型コロナに関するすべての規制を撤廃していることについて「これらの国によるパンデミック終息宣言は少し早すぎると思っている」と指摘。「あとで後悔するよりも安全である方が良い」と述べた。
またコントロールされた現状を維持していくためには感染拡大予防措置を講じ、注意深く対処することが依然重要だとした上で、マレーシアでは保守的な対応を取ると強調。拙速にエンデミック(風土病)化を宣言するつもりはないと述べた。
その上でカイリー氏は、感染拡大の主体となっているオミクロン株の感染について、今後2、3週間の入院率に大きな影響を与えず、ほとんどの症状が軽度であった場合、政府としては風土病の段階に移行した可能性が高いと考えていると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月12日、ベルナマ通信、2月11日)

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