【クアラルンプール】 日系テクスケム・リソーシズは17日、回転寿しチェーン「すし金」のベトナム事業を解散したと発表した。
同社がブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、ベトナムで「すし金」店舗を運営していた70.53%出資子会社のすし金 (SKCL)は創業以来赤字経営が続いていたが、ベトナム市場の不確実性および新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大が追い打ちとなり、2020年4月30日に事業を終了。SKCL経営陣には事業再開の意思がないことから、休眠会社の維持にかかるコスト削減のため、解散を決定した。テクスケムは2021年12月31日時点でSKCLに738万リンギを投資していたという。
テクスケムは、レストラン、食品、産業、高分子材料科学の4つの事業部門を持ち、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域および日本で事業を展開している。
(エッジ、2月17日)