「7カフェ」がシャアラムにオープン、首都圏で7店舗に

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 セブン・イレブン・マレーシアは24日、セランゴール州シャアラムで、淹れたてのコーヒーやホットスナックを提供する「7カフェ」を併設した「ジャラン・クリスタル店」をオープンした。
「7カフェ」はこれまで、クアラルンプールの「メナラTAワン店」、「デサ・スリ・ハルタマス店」、「トゥン・H.S.リー店」、セランゴール州の「ブキ・アンタラバングサ店」、「サウジャナKLIA店」、「エコ・アーデンス店」、「ジャラン・ワリサン店」の7店舗で展開しており、今回で8店舗となった。

「7カフェ」では、「アメリカン」、「ラテ」、「カプチーノ」などの淹れたてのコーヒーの他、「ホット・チョコレート」、「クリームソーダ」、「ピンク・レモネード」などのドリンクを提供。「フライドポテト」や「ナチョス」「ポップコーンチキン」、「チキンフィンガーズ」、「クロッフル」、「ピザ」などのホットスナックに加え、「ソフトクリーム」やシャーベット状になったソフトドリンク「スラーピーフロート」なども販売する。その他、輸入の菓子などの食品や飲料も幅広く取り扱っており、店内には写真映えするようにデザインされたイートインスペースも併設されている。
セブン・イレブン・マレーシアのマーケティング担当のチン・ホーウェイ氏は、国内最大のコンビニエンスストア・チェーンとして、若年層の顧客満足度を向上させるために革新的な商品やサービスを取り入れることで、コンビニ市場での地位を強化したいと言明。「7カフェ」では、高級な食品や飲料を提供していくと述べた。

ソフトウェアのサイボウズ、マレーシア法人を設立へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ソフトウェア開発のサイボウズ(本社・東京都中央区)は24日、マレーシア法人「キントーン・サウスイースト・アジア」を3月1日にクアラルンプールで開設すると発表した。
東南アジア初の営業拠点として、東南アジア諸国の日系企業および現地企業に向けてwebデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービス「キントーン」の販売を強化し、2025年までに東南アジアでの「キントーン」の契約社数5,000社を目指す。
これまで、東南アジアにはサイボウズの営業拠点はなく、現地での「キントーン」の販売・営業活動に際しては、おもに現地販売代理店を通じて行っていた。しかし、これまでの販売代理店による販売・営業活動や、市場調査、マーケティング活動を通して、日系企業および現地企業からの需要の拡大が見込めると判断。マレーシア法人を営業拠点として開設し、販売・営業体制を強化することを決めた。すでに米国市場でも展開しているアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)基盤の「キントーン」を提供し、導入した日系企業・現地企業に向けて柔軟かつスピーディーなグローバル対応を実現する。
サイボウズは今後、現地スタッフも積極的に採用し、東南アジア各国の企業への販売・マーケティング活動を展開していく方針だ。また、すでに開設しているタイ駐在員事務所とも密な連携を図り、東南アジア全域のユーザー数拡大に努めるという。

インドネシアの西スマトラで地震、マレーシアでも揺れを観測

【ペタリンジャヤ=マレーシアBIZナビ】 インドネシア・西スマトラ州で25日午前9時39分(現地時間午前8時39分)、マグニチュード6.2の地震が発生。マレーシアでも広い範囲で揺れが観測され、コンドミニアムやオフィスビルなどで住民などが一時屋外に避難するなどしたが、けが人などは出なかった。
インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)によると、震源地はスマトラ島のパラマンから南東17キロメートルの地点。津波の心配はないという。
マレーシア気象局は、公式ツイッターに「マレー半島西部、特にセランゴール、ペラ、ネグリ・センビラン、マラッカ、ジョホール州で地震による揺れを観測した」と投稿。セランゴール州消防レスキュー局(JBPM)は同日午後14時時点で、34件の緊急通報を受け、建物の点検、家族の安否確認などを要請されたという。建造物の破損や死傷者については報告されていない。
スマトラ島では、2004年12月26日に起きたマグニチュード9.3の大地震と津波が発生。マレーシアでも被害を受け、計68人が死亡した。

無症状の追加接種済み濃厚接触者、3月より隔離不要に

【クアラルンプール】 カイリー・ジャマルディン保健相は24日、新型コロナウイルス「Covid-19」のワクチン追加接種を受けている18歳以上の成人を対象に、3月1日付けで濃厚接触となっても症状がなければ隔離は不要にすると発表した。
ただし濃厚接触とみなされた1日目と3日目にRTK抗原検査キットによるセルフテストを行う必要があり、陽性であった場合は情報・追跡アプリ「MySejahtera」で検査結果を報告し、5日間、自宅隔離を受ける必要がある。
2回のワクチン接種を済ませたが追加接種をまだ受けていない場合は、症状の有無にかかわらず5日間、ワクチン接種がゼロ回または1回のみの人は同じく7日間の隔離が求められる。これらの場合も隔離明けの日にセルフテストを受ける必要がある。
■追加接種期限を3月末まで延長■
カイリー保健相はまた、60歳以上の高齢者及び1、2回目にシノバック製を接種した成人(18歳以上)が「ワクチン接種完了」ステータスを維持するために必要な追加接種の期限を3月31日まで1カ月延長すると発表した。
希望しても追加接種の予約が間に合わない人に配慮したもので、4月1日以降は追加接種を受けていないと「ワクチン接種完了」とはみなされなくなり、「MySejahtera」アプリ上の接種ステータスが変わる。

新型コロナの感染者数3万2070人、2日連続で過去最多を更新

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 保健省(MOH)は、24日の新型コロナウイルス「Covid-19」の新規感染者数は3万2,070人にのぼり、2日連続で過去最多を更新したと発表した。累計感染者数は333万7,227人となった。
新規感染者のうち、重症患者とされるカテゴリー3(肺炎の症状)、カテゴリー4(酸素吸入が必要)、カテゴリー5(人工呼吸器を装着する必要)は645人だった。新たに1,764人が入院したが、2万3,332人が回復し、累計治癒者は301万8,172人となった。死者数は46人で、累計は3万2,534人。アクティブ感染者は、前日から8,692人増え28万6,521人だった。うち95.6%が自宅、1.5%が低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)、2.8%が医療機関、0.1%が集中治療室(ICU)で療養中となっている。病床使用率は73.0%に上昇した。
同日午後11時59分時点のワクチン接種完了者数は、2,574万6,620人で、接種率は78.8%だった。ブースター接種完了者は1,436万5,114人で、接種率は44.0%となった。
1人の感染者が何人に感染を広げる可能性があるかを示す基本再生産数(R0/RT)は1.13で前日と変わらなかった。依然として全ての州・地域で1.00を上回り、最も高いのは、ラブアンで1.40だった。
また新たに16カ所のクラスターを確認。うち8カ所が教育機関で発生した。これまでに確認されたクラスターは6,762カ所に増え、現在感染者を出し続けているアクティブなクラスター数は510カ所に増えた。