【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2022年2月の訪日者数統計によると、マレーシアからの訪日者数は100人だった。2021年比38.9%増加したが、前月(200人)からは半減した。
JNTOによると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の拡大により、マレーシアは日本政府による上陸拒否、検疫強化(検査・待機等)、査証の効力停止の対象となっている。 またマレーシア政府も日本への出国禁止措置を継続しているものの、ワクチン接種完了者の日本への渡航が許可されている。マレーシア人の日本からの入国については、陰性証明の提出と入国時のPCR検査、政府指定施設での10日間の隔離および隔離施設退出2日前のPCR検査受検が義務付けられている。ワクチン接種完了者は、隔離期間が7日間(ブースター接種者は5日間)に短縮され、条件を満たせば自宅隔離が可能だ。なお、日本への直行便は、2022年3月も引き続き大幅な運休・減便となっている。
1ー2月のマレーシアからの訪日者数は、前年同期比4.5%マイナスの300人となった。
一方で、2月の世界全体の訪日者数は、前年同月比2.3倍1万6,700人。年初2カ月では同比36.0%減の3万4,500人となった。
JNTOは、日本において、2022年3月より観光目的以外の新規入国が一定条件下で再開されたが、観光目的の入国が引き続き認められない状況が継続しているとし、今後については、各国の感染状況や出入国規制の変化等に加え、ウクライナ情勢の動向にも十分注視していくことが必要だとした。