【クアラルンプール】 欧州連合(EU)は4日、マレーシアの新型コロナウイルス「Covid-19」情報・追跡アプリ「MySejahtera」上のワクチン接種証明書および新型コロナ検査証明書について、「EUデジタルCOVID証明書」と同等であることを認めると発表した。これにより、マレーシア人がEU諸国を自由に旅行できることが可能となった。
「EUデジタルCOVID証明書」は、新型コロナのワクチン接種、検査結果、回復状況を証明するEU共通のデジタル認証で、2021年7月に開始された。非EU加盟国のデジタル認証も、EUから同等性認定を受けることで枠組みに参加することが可能となっており、これまで30カ国・地域以上と相互承認が行なわれている。
マレーシアは昨年11月、同等性認定のために必要な詳細情報を欧州委員会(EC)に提出しており、ECは3月10日に技術テストを実施の上、認定を決定したという。
ミハリス・ロカス駐マレーシアEU大使はツイッター上でこの件について「素晴らしいニュース」とし、「ビジネスと観光のためのブースターとなる」と述べた。カイリー・ジャマルディン保健相もロカス氏の投稿に反応し、「マレーシアとEUを再び接続する」と述べた。
(ボルネオポスト、ベルナマ通信、コードブルー、4月4日)